物流業界に革新をもたらすMOVOの新たな取り組み
株式会社STANDSが開発したUI/UX改善ツール「Onboarding」が、株式会社Hacobuが展開するSaaS型クラウド物流管理ソリューション『MOVO』に導入されました。このプロダクトは、物流業界における顧客体験の向上と業務の効率化を図るために設計されています。
MOVOとは?
『MOVO』は、トラック予約受付サービス「MOVO Berth」、動態管理サービス「MOVO Fleet」、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」など、さまざまな物流機能を備えたクラウドサービスです。これにより、物流業務の効率化をサポートし、ユーザーに優れた体験を提供します。
Onboarding導入の背景
Hacobuでは、荷主企業、3PL、運送会社、ドライバーなど、異なる立場のユーザーが同一システムを使用するため、誰もが簡単に操作できることが求められています。彼らは、テクノロジーの活用により、顧客の物流課題を本質的に解決するための取り組みを進めています。また、Onboardingの導入によって、ビジネスサイドが主導でシステムを実装できる柔軟性を手に入れました。
選定プロセスでは、編集・実装体験が直感的で運用しやすいことや、主要な機能(ツールチップ、ガイドツアー、AIチャット)が一つのプラットフォームに揃っている点が評価されました。
Onboardingの機能と成果
Onboardingの導入により、主に二つの機能が活用されています。まず、ユーザーに対してその立場に応じた最適なガイドを表示する「ガイド機能」。初回ログイン時から、スムーズに基本的な設定や操作を進められるようになりました。次に、AIを活用したチャット機能です。予約を行う方々がコールセンターに電話することなく、自社のFAQデータを用いて疑問を解決できる仕組みとなっています。
導入後の成果として、初回打ち合わせ前にお客様自身が初期設定を進められるようになり、従来の1~2週間が最短1日で完了するケースも出てきています。AIチャットの利用も進み、問い合わせの約50%がAIによって解決され、ユーザーの半数近くがその場で質問に対する答えを得ることができています。
導入担当者のコメント
Hacobuのプラットフォーム事業本部カスタマーサクセス統括部の統括部長である大谷様は、テクノロジーやデータ活用による物流の最適化を目指し続ける中、Onboardingはその手助けとなる重要な取り組みの一つであると述べています。
新たな機能やプロダクトが増える中で、ユーザーの皆さんが迷うことなく利用できるようなサポート体制の強化に努めていくと共に、Onboardingがその基盤を支えることを期待させてくれるものであると信じています。
Onboardingの特徴
Onboardingは、STANDSが提供するノーコードでUI/UX改善を実現するSaaSです。WebサービスにJavaScriptを導入するだけで、利用者を導くチュートリアルやポップアップを簡単に作成できます。分析機能が充実しており、ユーザーの行動データを確認することで、より良い施策を設計する力を提供しています。
今後とも、STANDSはユーザーが直感的に使えるプロダクトを提供し、物流業界全体の発展に寄与していくことでしょう。