「みんなの本棚」プロジェクト、始動!
日本国内の出版業界は、昨今のデジタル化や書店数の減少といった影響で厳しさを増しています。しかし、そんな中で新しい風を吹き込むプロジェクトが始まりました。それが、ワンモアとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)による「みんなの本棚」プロジェクトです。このプロジェクトは、クラウドファンディングの力を借りて出版物を全国に広め、より多くの読者に魅力的なコンテンツを届けることを目的としています。
プロジェクトの背景
日本では、年間約7万点もの新刊書籍や雑誌が発行されており、日々新しいタイトルが登場しています。しかし、書店数が減少しているため、書籍を手に取る機会が少なくなっているのが現実です。特に、中小規模の出版社は、特定のファン層に向けた専門的な出版物を制作していますが、それを広く届ける手段が不足しています。
そこで、ワンモアとCCCは、クラウドファンディングを介して、ファンの熱意を力に変え、書籍の魅力を伝えるプラットフォームを築こうと考えました。この取り組みにより、書店やイベントを活用して、ファンと出版物の架け橋を作ることを目指しています。
プロジェクトの目玉「BLUEPRINT™ POP-UP TOUR」
「みんなの本棚」プロジェクトの第一弾として発表されたのが、HIPHOP文化をテーマにした「BLUEPRINT™ POP-UP TOUR」です。本プロジェクトでは、『BLUEPRINT THE MAGAZINE』を発行する「BLUEPRINT™」が起案者となり、クラウドファンディングを通じて実現を目指します。
このPOP-UPイベントは、支援金額に応じて全国各地で開催される予定です。例えば、支援金額が100万円に達した場合、東京・六本木の蔦屋書店と大阪のTSUTAYA EBISUBASHIでのイベントが決定します。
さらに、150万円、200万円と支援金額が増加するごとに、開催店舗が増え、イベント内容も充実していきます。六本木では特別なトークイベントも計画されており、HIPHOPの魅力を直に感じられる貴重な機会です。
支援者へのリターン
クラウドファンディングへの支援者には、特別なリターンも用意されています。例えば、限定版の表紙ポスターや、次回のライブチケット、マガジンのセットなど、多彩なリターンが魅力となっています。
未来に向けて
「BLUEPRINT™」の編集長である小田氏は、HIPHOPシーンに関わる人々の物語を届けることに意義を感じています。「生き様を伝えたい」という思いのもと、HIPHOPの魅力を高めるために、質の高いコンテンツを提供し続けることを誓っています。今回のプロジェクトが、その第一歩となります。
このように、「みんなの本棚」プロジェクトは、ファンの力で魅力ある出版物を生み出し、またその魅力を広げていく新たな試みに他なりません。書店での出会いを通じて、多くの人々が感動し、知識を深める機会を手に入れることができることを願っています。
プロジェクトの詳細や支援については、
こちらのリンクをご覧ください。