AI英会話アプリ「スピークバディ」が台湾に上陸
株式会社スピークバディが2024年に台湾でAI英会話アプリ「スピークバディ」の提供を開始しました。これは同社が国際展開の第一歩として位置づけており、アジア圏の英語学習者への貢献を目指しています。
台湾進出の背景
「スピークバディ」は、2016年に日本でリリースされ、これまでに450万以上のダウンロードを記録しています。このアプリは、最新のAI技術を駆使しており、AIキャラクターとの対話を通じて英会話を学ぶ機能が特徴です。
日本のみならず、東アジア圏でも英語学習には共通の課題があります。特に試験対策中心の教育や日常的な会話練習の不足が問題視されています。「スピークバディ」はこれらの課題を解決するために開発されたアプリです。国際コミュニケーションの需要が高まる中、実用的な英会話の習得が求められています。
台湾市場の特性
台湾では、政府がバイリンガル政策を推進しており、英語教育の強化に取り組んでいます。多国籍企業の進出に伴い、ビジネスにおける英語の重要性が増す中、個人の英語学習意欲も高まっています。調査によると、台湾の学習者は1ヶ月あたり約9,328円を英会話サービスに使う意意があることがわかりました。これは日本の学習者の約1.7倍に当たります。
さらに、教育分野でもAI技術の利用が進んでおり、デジタル環境での英語学習が一般化しています。このような背景から、台湾は「スピークバディ」の展開に最適な市場と判断されました。
台湾版アプリのローカライズ
台湾市場向けに開発されたアプリでは、現地の文化や習慣を反映した内容が盛り込まれています。アプリのインターフェースは繁体字中国語に対応し、台北の名所を取り入れた背景やBGMが学習体験をより楽しくしています。これにより、台湾の学習者が興味をもって英会話に取り組むことができるよう配慮されています。
今後の展望
「スピークバディ」は、今後も台湾市場での展開を進め、他のアジア諸国への進出も視野に入れています。2029年にはアジア全体における英語学習市場のリーダーとなることを目指しています。代表取締役の立石剛史氏は、英会話のニーズが高まる中で、本サービスが多くの人々に受け入れられることを確信しています。
最後に、当社は「AI英会話スピークバディ」を通じて、真の言語習得を実現し、人生を豊かにするための選択肢を広げることを目指しています。これからも、一人でも多くのユーザーに支持されるサービスを提供していく所存です。