社長のかばん持ち
2025-12-03 13:44:26
久留米工業大学が実施した社長のかばん持ち体験の成果
久留米工業大学の地域連携事業
福岡県久留米市に所在する久留米工業大学は、地域の中小企業と学生の結びつきを強めるための取り組みを進めています。今年度も筑後信用金庫との包括連携協定に基づき、社員の真似をする「社長のかばん持ち体験」を実施しました。このプログラムは、地域企業の経営現場での短期インターンシップとして、学生たちにとって貴重な教育の場となっています。
インターンシップの概要
今年は工学部から参加する5名の学生が選ばれ、2日間という短い期間で社長の指導のもとに、実際の経営現場に同行します。この取り組みは今年で7回目を迎え、地域企業の経営者からリーダーシップや働く意義を現場で学ぶことが目的です。事前の準備研修では、ビジネスマナーや社会人としての心構えを学び、実際の企業訪問に向けた準備が整えられます。
参加学生の中には、車に興味がある学生がタイヤ金型製造業者に、また建築設計を志す学生が地元の復興祭に尽力している企業で体験をしました。これにより、彼らは社長との日常活動に深く関わり、会議や取引先との打ち合わせ、さらには社内の社員とのコミュニケーションに参加しました。
経営者の背中から学ぶ
インターンシップを終えた後、学生たちは体験内容の報告会を行い、参加した経営者や関係者との質疑応答を通じて知識をさらに深めました。約40名が参加したこの報告会では、学生たちが学びを発表し、経営者の生の言葉から理念やビジョンを吸収しました。
学生の声
インターンシップに参加した学生たちは、それぞれに多くの気づきを得たようです。一人の学生は「社員を大切にし、地域に貢献する姿勢が信頼を生むと学んだ」と述べ、また別の学生は「挑戦を恐れず、人を大事にする経営が会社を支えていると感じた」と語りました。この体験を通じて、彼らは「働くことの意味を自分の言葉で語れるようになった」とし、今後の進路選択に活かす意欲を示しました。
まとめ
久留米工業大学の「社長のかばん持ち体験」は、学生にとってただのインターンシップに留まらず、地域経済とのつながりを深め、未来のキャリアを考える上での重要なステップとなることでしょう。地域企業との関係を大切にしながら、次世代のリーダーを育てるこの取り組みは、今後も期待が寄せられます。
会社情報
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久留米工業大学
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