若手シェフの新たな光、アルディ・ファーガソン氏
2024-25年度「サンペレグリノ ヤングシェフ アカデミー」国際料理コンクールのグランドファイナルが、10月28日・29日の二日間にわたり、イタリアの美しいミラノにあるカステッロ・スフォルツェスコで開催されました。この舞台で、アジア代表のアルディ・ファーガソン氏がシグネチャーディッシュ「Archipelago Celebration(群島の祝祭)」を見事に披露し、優勝を果たしました。今回は、55カ国から選ばれた才能ある若手シェフたちが集結し、創造性や技術、そしてビジョンを競い合う貴重な機会となりました。
アルディ・ファーガソン氏の料理の特長
アルディ・ファーガソン氏が創り出した「Archipelago Celebration」は、彼自身のルーツであるインドネシアの多彩な食文化を反映した料理です。その内容は、無限の食材を見事に組み合わせ、独創的なストーリーを盛り込んでいます。メンターであるヴィッキー・ラウ氏の指導のもと、料理に込めた思いや背景を、味やプレゼンテーションにて表現しており、審査員たちに強い印象を残しました。
審査を行ったのは、シンガポールの「Odette」のジュリアン・ロワイエ氏や、ロサンゼルスの「n/naka」のニキ・ナカヤマ氏など、世界的に著名なシェフたち。彼らはファーガソン氏の料理を「革新性と真実性が見事に融合した」と評価し、大会のテーマである「Bring Your Future to the Table(自らの未来をテーブルに)」を体現した作品として絶賛しました。
お祝いのディナーと特別賞
その後の授賞式では、ペルーのピア・レオン氏が手掛ける「Kjolle」と、イタリアのジェシカ・ロスヴァル氏が提供した「Casa Maria Luigia」による特別ディナーが振る舞われ、多くの若手シェフたちが一堂に会して祝宴を楽しみました。また、環境や社会的価値に重きを置く特別賞として、「サンペレグリノ ソーシャル・レスポンシビリティ賞」や「アクアパンナ コネクション・イン・ガストロノミー賞」なども授与され、今大会の意義を深めました。
受賞の思いを語る
授賞の喜びを語ったファーガソン氏は、「アジア代表として世界の舞台に立てたことを誇りに思います。インドネシアの食文化への情熱を料理に込め、世界に発信できたことはかけがえのない経験です」と話しました。このように、彼の料理には個人的な物語や文化が色濃く反映されています。
サンペレグリノ ヤングシェフ アカデミーの意義
「サンペレグリノ ヤングシェフ アカデミー」は次世代シェフの発掘と育成を目指す国際的なプラットフォームであり、著名シェフとの交流やメンタリングを通じて若い才能を支援しています。このアカデミーは70カ国以上のメンバーに門戸を開き、多様性あふれる料理の未来を育む場として注目を集めています。
詳細については、公式ウェブサイト
サンペレグリノ ヤングシェフ アカデミーをご覧ください。
Sanpellegrino S.p.A.について
更に、このアカデミーを主催するSanpellegrinoは、イタリアのミラノに本拠を構え、飲料分野において世界的なリーダーとして知られています。彼らの製品は150カ国以上で販売され、イタリアンスタイルの品質と卓越性を象徴する存在です。サンペレグリノは、持続可能な社会を築くための取り組みにも注力しており、次世代に向けた資源の安定した未来を目指しています。