五稜郭タワーの手回しオルガンが蘇る！OMO5函館の魅力を体験しよう

五稜郭タワーの手回しオルガンが蘇る！

星野リゾートが展開する「OMO5函館（おも）」は、五稜郭タワー近くの「街ナカ」ホテルとして、函館ならではの魅力を存分に体感できる場所です。そんなOMO5函館では、2025年8月13日からローカルリズムナイト「夜の輝きハコダテアワー」が開催され、特別な楽器「手回しオルガン」の演奏が行われることが発表されました。これは約5年ぶりの復活となります。

手回しオルガンの歴史

手回しオルガンは五稜郭タワーに設置され、2007年から2017年まで、訪問者が実際に演奏を楽しむことができました。しかし、その後しばらく静かな時を過ごしていましたが、OMO5函館のスタッフの熱い想いによって、再びこの楽器が美しい音色を響かせる舞台が整いました。

手回しオルガンは、手で回すことによって音を奏でる移動式の楽器で、オルゴールのように旋律を紙の楽譜で演じることができます。この独特の音色が、函館の街の風景に彩を添えることでしょう。

ローカルリズムナイトとは

OMO5函館では「テンションあがる『街ナカ』ホテル」というコンセプトのもと、宿泊者がホテルの滞在をより楽しむためのイベント「ローカルリズムナイト」を開催しています。このナイトイベントは、地域の独自の雰囲気を体験できる機会を提供し、各施設では街からインスピレーションを受けた空間演出や文化体験が行われています。

「夜の輝きハコダテアワー」では、手回しオルガンの音色を旋律として楽しむことができ、街の教会から響く讃美歌のような雰囲気を演出します。演奏は夜2回、19:30と21:30頃に行われ、約10分間のパフォーマンスが予定されています。参加は無料で、宿泊者専用のイベントになります。

手回しオルガンの復活作業

オルガンの復活作業は、約40年の経験を持つ修理士・松本尚登氏により、1週間をかけてオーバーホールが実施されました。音が鳴らず、機械も動かない状態からスタートし、パーツの交換や音の調整、カラクリ人形の動作などに丹精込めて作業を行いました。このおかげで、手回しオルガンは新しい命を吹き込まれ、再び多くの人に楽しんでもらえることとなります。