経理テレワークの新潮流
2020-05-22 08:10:05
新しい働き方を実現する!経理テレワークの最前線
新しい働き方を実現する!経理テレワークの最前線
近年、働き方改革が進む中で、特に経理業務においてテレワーク化が急速に進行しています。この動きを牽引している存在として、株式会社ヒトカラメディアが挙げられます。CFOの乙津康人氏は、経理におけるクラウドサービスの重要性を強調し、出社することなく業務を行える環境づくりを積極的に進めています。
経理業務の変革
「オフィスにフルタイムで通える人だけが業務をできるという常識を覆したい」と語る乙津氏。彼のビジョンは、地方に住む人や主婦などが、時間や場所に縛られずに業務を行い、正当な対価を得られる世界の実現です。ヒトカラメディアは、半年間をかけてコーポレート部門のほとんどの業務システムをクラウド化し、さらにAIの導入を進めることで、業務の効率化を図ってきました。
特に重要なのが、請求書処理におけるペーパーレス化です。従来は多くの企業が紙の請求書を使用しており、ファックスも未だ活用されています。しかし、ヒトカラメディアは、緊急事態宣言の発令を契機に、在宅勤務に切り替えたことで取引先とのペーパーレス化を一気に進めることができたといいます。約70〜80%の取引先が快くPDFへの切り替えに応じてくれたことで、大きな混乱の中でもペーパーレス化が進展しました。
経理業務のアウトソーシングに期待
乙津氏の思いに共感するのが、株式会社Deepworkの代表取締役である横井朗氏です。彼もまた、AIやOCR技術を駆使し、業務を効率化することに注力しています。「労働力を安く買い叩くためでなく、テクノロジーを活用してコストメリットを生むサービスづくりにこだわっています」と語る横井氏は、テレワークおよび雇用の新たな可能性について語ります。
特にスタートアップ企業などでは、経理担当者を確保することが難しい状況が続いていますが、こうしたクラウドサービスを利用することで、業務の圧縮と効率化が可能となります。請求書処理が数千件に及ぶ大企業だけでなく、少数の請求書を扱うスタートアップにとっても、invoxのようなサービスの導入は非常に価値があると言えるでしょう。
アフターコロナにおける経理業務の変革
かつて大企業で経理業務に携わっていた甲高い乙津氏は、数千件の処理を目視で行い、何度もチェックを重ねることの inefficacy を感じていました。今や、invoxのサービスが登場したことで、チェックやデータ入力が省略され、業務の効率化がもたらされるようになったと彼は語ります。この流れは、経理担当者に求める価値を変えていくはずです。単なる事務作業にとどまらず、企業の財務指標を分析し、戦略的にコスト改善や生産性向上を企画する仕事へと進化していくことが期待されます。
まとめ
テレワークの進展と共に、経理業務もまた変革の時代を迎えています。新しい技術の導入により、ペーパーレス化が加速し、経理業務のアウトソーシングも進んでいる中、企業の枠を超えた働き方の広がりが見られます。これからの経理は、より戦略的に、そして柔軟に進化していくことでしょう。
一方で、テクノロジーを活用しながらも人間の価値やスキルを最大限に活かせる環境の重要性も忘れてはいけません。経理業務の未来は、IT技術と人材の力の融合によってさらに明るいものとなるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社invox
- 住所
- 東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービル49F +OURS
- 電話番号
-
050-1742-5790