「未来の山を形作る」
愛知県豊田市に本社を構える株式会社TRUNK HOMEは、2026年9月9日から10日までの2日間、初の「山づくりインターンシップ」を開催する。このインターンシップには、北海道から近畿地方までの全国14の大学・大学院に所属する学生14名が参加し、「40年後、この山をどう活かすか」を考える取り組みが展開される。
インターンシップの概要
インターンシップは、TRUNK HOMEが所有する約1,000坪の山を舞台に行われる。初日は現地でのフィールドワークを通じて、参加者は山の自然や地形、光の入り方などを実際に確認する。翌日は各班に分かれて、40年後の山の有効活用案を議論し、最終的にそれを発表する予定だ。
参加学生の多様な背景
参加する14人の学生は、それぞれ異なる専攻を持つため、提案されるプランも多様で面白い。生命農学や建築デザイン、地域文化、公共政策等、幅広い分野からの知見が集まり、各チームはそれぞれの観点から山の未来を描いていく。
学生たちの意気込み
「持続可能な価値を持つ仕組みを築きたい」と語る大学院生や、「時間を考慮した設計をしたい」と参加動機を述べる建築デザインの学生。中には、豊田高専で学んだ学生が「地域への恩返し」をテーマに参加することを決意した例もある。こうした多様な意見が集結することで、一つの業界や企業にとらわれない自由な発想が期待されている。
40年後を見据えた発表
TRUNK HOMEが、このインターンシップで「40年後」という長期的な視点を選んだ理由は、同社が「住宅の設計や施工だけではなく、地方や地域文化との関係性まで考えたい」との思いからだ。この山をただの資産としてではなく、長い年月をかけて育っていく生活の一部と捉えることで、学生たちも将来のビジョンを形作る手助けとなる。初日には実際に山へ入ることで、彼ら自身がその場所の特性を感じ、未来への活用方法を考察する貴重な体験が提供される。そして2日目には、各チームの成果を発表し、審査員からのフィードバックとともに表彰も行われる。
未来の山に向けた新しい提案
TRUNK HOMEは、体験拠点「komorebi no URANIWA」の整備も進めており、2030年頃の持続的な山の活用を目指している。今回のインターンシップで得られたアイデアが、これからの事業や地域づくりにどう結びつくか、非常に楽しみだ。TRUNK HOMEの代表取締役社長・浅野文崇氏は、「40年後、学生たちが考えたことがどのように現実化するかを見守りたい」と、意気込みを語る。
このインターンシップは、ただの仕事体験ではなく、学生たちが未来の社会に貢献していくことを期待させる素晴らしい試みである。地域との関係性や環境への配慮など、今後の暮らしに繋がる重要な考察がこの場で生まれることを願っている。