MUFGが展開するサステナビリティを意識した金融教育
2023年6月5日、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は渋谷区立神宮前小学校にて、金融経済教育の出前授業を開催しました。この授業は、MUFGが優先的に取り組む「少子高齢化への対応」において、次世代を担う子どもたちに金融リテラシーを高めるための重要な施策と位置付けられています。
MUFGの社員ボランティアが講師を務めたこの授業では、58名の6年生が参加しました。授業のスタートは、児童が日常生活の中での困りごとをグループで共有し、自分たちの手で解決策を考えることから始まりました。このアプローチにより、知識を学ぶだけではなく、サステナビリティを身近に感じる機会を提供しました。
教材として「おかねとミライ新聞」を使用
授業の焦点は、新たに発刊された「おかねとミライ新聞」に置かれました。この新聞は、日経新聞の別刷りとして発行され、サステナブルな社会を実現するために「お金」が果たす役割を分かりやすく伝えています。間違い探しなどのゲーム要素を取り入れ、楽しく学ぶことができる工夫が凝らされています。授業参加者は、「SDGsへの興味がわいた」「分かりやすい授業だった」「新聞を初めて読んだ」などの感想を述べました。
学校側からの評価
この授業に際して、神宮前小学校の学年主任は「SDGsに関する学びと金融経済教育を組み合わせることで、子どもたちがサステナブルな社会の実現に向けた意識を高められた」と話しました。特に、金融機関がどのようにSDGsに貢献しているのかを知ることができ、価値のある経験だったと評価されています。
一方で、MUFGの経営企画部からも「お金とサステナビリティの関連性を理解してもらうことで、日常生活の中でも小さな行動の重要性を感じてほしい」とのメッセージが伝えられました。授業を通じて、親子で話し合うきっかけになることを目指しています。
「マネび屋」の紹介
MUFGは、2025年から「マネび屋」というポータルサイトを通じて、金融経済教育をより広く展開する予定です。このサイトでは、年齢別に適したプログラムを提供し、約500名以上の社内ボランティアによる授業も行われます。金融リテラシーを育むためには、教員や学校関係者との連携が欠かせないとMUFGは考えており、今後も積極的な取り組みを続けていくとしています。
今後の展望
MUFGは、子どもたちが将来に向けて必要な知識やスキルを身につけるため、サステナビリティと金融に関する出前授業を拡充していく意向を示しています。教育を通じて、次世代のリーダーを育成することに全力を尽くしていく姿勢には、今後の展開に期待が寄せられています。
このような具体的な教育活動を通じて、MUFGは金融機関として社会規範を守りながら、持続可能な社会の実現に貢献していくことでしょう。