新時代の引き出物「スマヒキ」とは?
熊本県益城町のgeeva株式会社が提供する新しいサービス「スマヒキ」が、2024年7月31日に始まります。「スマヒキ」は、LINEやメール、SMSを通じて、引き出物を後から贈ることができるソーシャル引き出物の新しい形です。このサービスにより、従来の常識を覆し、挙式当日に引き出物を手渡さない選択肢が登場しました。
引き出物の変化と背景
結婚式での引き出物は、長い間、挙式当日に新郎新婦がゲストに直接手渡すことが一般的でした。しかし、最近では「引き出物宅配」が普及し、当日には簡単な案内カードだけを置くことが多くなっています。ゲストは、後日配送される引き出物を自宅で待つことになります。この方法には、不在のゲストへの配慮や、引き菓子や縁起物の選択肢が限られるといったデメリットもありました。
このような変化の中で、geeva株式会社は2022年に「オンライン引出物 hikica(ヒキカ)」をリリースしました。これは、QRコードを利用してゲストが自分で商品を選び、受け取ることができるサービスで、「引き出物宅配」の欠点を解決しています。
「スマヒキ」の特徴と利点
1. ご祝儀との引き出物予算の調整
「スマヒキ」の大きな利点は、挙式後にご祝儀を受け取ってから引き出物を贈ることができる点です。これにより、引き出物の価格がご祝儀に対して適切であるかの配慮ができ、ゲストに失礼なく贈ることができます。これまでの慣習から解放され、思った以上にご祝儀が多かった場合も、自由に引き出物のコースが選べます。
2.ゲストにとっての利便性
ゲストは手ぶらで帰ることができ、スマホを使って自由なタイミングで引き出物や引き菓子、縁起物を申し込むことが可能です。忙しい挙式の後に、ゲストは自分の好みに合わせて選ぶことができるため、参加者にとってのメリットが増します。
3. 結婚式準備の手間削減
また、引き出物袋が不要になり、住所の登録や贈り分けの手間が省けます。引き出物の準備が手軽になり、結婚式の準備での負担が軽減されます。
4. 結婚式場の制約からの解放
「スマヒキ」では、結婚式場に依存しないため、持ち込み料が発生せず、自由に商品を選ぶことが可能です。これにより、ゲストや新郎新婦が好みの引き出物を選択できる選択肢が広がります。
新しい贈り物のスタイル
「スマヒキ」を利用した贈り方は大きく二つに分かれます。
- - 挙式後にLINEで送信: ゲストへのメッセージと共に、挙式の写真や感謝の言葉を添えて贈ることができます。
- - 自動設定によるメール・SMS送信: 指定の時間に自動配信されるため、ゲストが忘れずに受け取れる可能性があります。
この新しい引き出物の形が、結婚式という特別な日をより思い出深いものにしてくれるかもしれません。
価格帯とコース
「スマヒキ」には多彩なコースがあり、引き出物として贈る商品に応じた価格帯が設定されています。例えば、引き出物3品セットは税込みで4,400円から16,500円まで、さまざまな選択肢が用意されています。ゲストの好みに合わせて自由自在にカスタマイズできるのも魅力です。
このように、「スマヒキ」は引き出物という古い慣習を再定義し、現代の結婚式に合わせた新しいスタイルを提案しています。これから結婚式を控えている新郎新婦にとっても、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。