ヤマトHDがサステナブルな宅配便サービスを支援する投資を実施

ヤマトHDがHIVED Ltd.に出資

ヤマトホールディングス株式会社（以下、ヤマトHD）は、データを基にした効率的で持続可能な宅配便サービスを提供するHIVED Ltd.（以下、HIVED）に対して出資を行うことを決定しました。この投資は、KURONEKO Innovation Fund 2号（KIF 2号）を通じて実施され、その背景にはヤマトHDのサステナビリティへの強い姿勢が垣間見えます。

出資の背景

ヤマトHDは、環境に配慮したビジネスを推進するための取り組みを進めており、その一環としてHIVEDに目を向けました。HIVEDは、2021年に設立された英国の物流テクノロジースタートアップで、荷物の配送においてデータ分析技術を駆使し、全ての荷物データをリアルタイムに管理・分析する能力を持っています。これにより、最適な配送ルートの選定や、配送の進捗をリアルタイムで追跡することが可能になっています。

環境への配慮

HIVEDの特徴として、すべての配送車両が電気自動車（EV）で運用されている点が挙げられます。これにより、CO2の排出を抑え、顧客には環境負荷を可視化するサービスも提供しています。こうした取り組みが環境意識の高い企業からも支持を受けており、HIVEDの宅配便サービスは、その利便性と持続可能性の両立に成功しています。

今後の展望

KIF 2号は、HIVEDの持つデータ活用技術や、持続可能な配送のモデルに高い評価を下し、出資が決定されました。この提携によって、両社の技術や知見を互いに補完し、今後のさらなる事業成長が期待されています。HIVEDは今後、英国国内でのサービスエリアを拡大し、付加価値サービスの提供を進めていく意向を示しています。