ハリマ化成グループがIATF 16949認証を取得
ハリマ化成グループ株式会社は、自動車向け電子材料の製造を行う海外拠点において、国際自動車産業特別委員会が策定したIATF 16949の認証を取得しました。この認証は、自動車業界に特化した品質マネジメントシステムの国際基準であり、全世界の自動車メーカーから広く認知されているものです。
IATF 16949認証とは
IATF 16949は、Quality Management System(QMS)の一環として、製品・サービスの不具合を未然に防ぎ、サプライチェーン全体での品質保証を図る重要な規格です。この認証を得ることで、企業は国際的な基準に準拠した品質管理を行うと認められ、多くのメーカーからの信頼を得ることができます。同規格は、ISO 9001を基盤とし、品質マネジメントの向上を目指す指針となっています。
認証取得によるメリット
ハリマ化成グループの4つの海外拠点(チェコ、マレーシア、中国、アメリカ)がこの認証を取得したことによって、同社の製品はより一層の信頼性を持つことになります。具体的には、車載用電装部品に使われるはんだ付け材料など、電子材料の品質が規格に沿って保証されるため、安全で高品質な製品を顧客に提供することが可能になるのです。
国際市場での成長を狙う
ハリマ化成グループは、このIATF 16949認証の取得を新たなビジネスチャンスと捉えており、事業のさらなる成長を目指しています。国際的な基準に基づいた品質が担保されることで、顧客からの信頼を得やすくなり、今後の市場展開にもプラスに働くと期待されています。
グローバルな取り組み
- - Harimatec Czech(チェコ)
- - Harimatec Malaysia(マレーシア)
- - 杭州哈利瑪電材技術(中国)
- - Harimatec(米国)
これらの拠点がIATFの認証を持つことは、ハリマ化成がグローバルな市場でどのように戦略を展開しているかを示す重要な指標となります。この認証により、顧客との新たな信頼関係を構築し、さらなる受注や新規プロジェクトへの展開が期待されています。
今後の展望
今後も我々は、IATF 16949の基準に従い、品質管理と改善を進めていく予定です。業界の変化に柔軟に対応し、顧客のニーズに合った製品を提供することで、持続可能な成長を続けていく所存です。ハリマ化成グループのさらなる挑戦に注目が集まることでしょう。
参考資料] [ハリマ化成グループ「グローバル拠点」