株式会社Relicが学生のビジネスアイデア実証実験を支援
株式会社Relic(本社:東京都渋谷区)は、2025年8月末に赤坂での実証実験を通じて、学生チームのビジネス案を支援したことを発表しました。これは、同社の新卒採用向けサマーインターンプログラムで優秀賞に選ばれた学生たちが企画したもので、彼らに対してメンタリングや登記の手助けを提供する「ZERO1000 Ventures for student」との連携で進められました。
Relicの取り組みの背景
Relicは、次世代のイノベーターを育成するために、若者たちが社会の課題を解決し、新たな価値を創造する機会を創出しています。今回の実証実験は、その一環として、社会貢献を目指す学生に実践的な環境を提供しようという意図を持っています。さらに、今後予定されている実証実験に向けて企業や自治体、団体が協力を募集中です。
実証実験の内容
実証実験では「広告付きのゴミ箱に人は実際にゴミを捨てるのか」というテーマに取り組み、IoT対応のゴミ箱を設置しました。利用者はゴミ箱に組み込まれたタブレットを通して広告を視聴した後、ゴミを捨てられる仕組みです。さらにカメラを設置して利用状況を観察し、ポイ捨ての実態を記録。これにより、広告とゴミ問題に関連するシステムの有効性を評価しています。
Relicは、事業検証のための資金補助や実験デザインのサポートを行い、学生たちにビジネスアイデアを試す機会を提供しました。
༝今回の取り組みが目指すもの
実証実験は第一歩であり、今後次の目標を目指します。
- - 環境美化とポイ捨て問題の改善:公共のゴミ箱不足を解消し、綺麗な街づくりに貢献する。
- - 新たな広告モデルの確立:利用者の行動データをもとに適切なタイミングで広告を配信する新たなマーケティング手法の検証。
- - 行動データの活用:捨てるタイミングや場所の情報を収集し、ゴミ箱の最適配置や都市運営の効率化につなげること。
- - 地域の活性化:観光客や地域住民の利便性を向上させ、地域経済への貢献を促進すること。
パートナー団体と企業募集について
今後の実証実験を拡大していくため、協力を希望する企業や団体との連携を進めていきます。社会課題の解決や新たなビジネスモデルの開発に関心のある方は、ぜひご参加ください。
実証実験パートナー問い合わせ先
富山県立大学大学院 寺田 和真 までご連絡ください。
メールアドレス:
[email protected]
学生プロフィール
小林 功治
一橋大学経済学部に所属し、環境経済学の研究を行っています。環境問題の解決をビジネスを通じて持続的に進めることを目指しています。
寺田 和真
富山県立大学大学院電子・情報工学専攻でAIの研究をしています。「ゴミ回収サービスにおけるステーション配置および回収ルートの同時最適化」をテーマに取り組んでいます。
Relicの新卒採用情報
Relicは2020年から新卒採用を行い、多くの若手社員がさまざまな挑戦をしています。今年も2027年卒業の学生を対象に新たな採用を始めています。
詳しい情報は公式サイトをぜひご覧ください。 Relicの新卒採用サイトへのリンク:
Relic採用サイト