銀座に誕生した現代アートの発信地「パルピトー」とその魅力

銀座で注目の現代アートギャラリー「パルピトー」

2023年3月3日、東京・銀座のエリアに新たな現代アートギャラリー「パルピトー」がグランドオープンしました。このギャラリーでは、アートトイや絵画、彫刻など、国内外の才能ある現代アーティストの作品を目の前で鑑賞し、購入することができます。

「パルピトー」という名前は、ラテン語の「Palpito」に由来しています。これは、強い感動から生まれる「ドキドキ」や「ワクワク」という意味を持ちます。このギャラリーは、訪れる人々に心が躍るようなアートと出会ってほしいという願いを込めて名付けられたものです。アートは特別な人のためのものではなく、すべての人が身近に感じ、楽しむことができるものであるべきだと考えています。日常の一部としてアートと触れ合うことで、人生がより豊かになることを目指しています。

アーティスト支援とマーケットの新たな可能性

「パルピトー」では、現代アーティストの活躍を後押しするために、展示スペースの提供やコラボレーションの提案、グッズ展開などを行います。日本のアートマーケットは、国際的に見るとシェアが低く、アーティストが商業的に成功するのは容易ではありません。そこで、アーティストと契約し、情報発信の環境を整えることで、彼らの才能を世界に広めることを目指しています。将来的には、次世代のアーティストの発見や育成にも力を入れ、日本のアートシーンの底上げを図っていく方針です。

企画展「Namito x Palpito」

オープンを記念して、現代アーティストであるLuneさんの企画展「Namito x Palpito」が同日から開催されます。Luneさんは北京出身で、19歳でフランスへ渡った後、エスモード・パリでファッションデザインを学び、その中で現代アートへの道を切り開いてきました。彼の代表作「Namito」は、出産を機に誕生したウサギのキャラクターで、その豊かな表情や色彩が観る人たちを引きつけます。

この企画展では、初めて披露される作品を含む31点が展示され、一部は購入も可能です。コロナ禍での不安な毎日を少しでも明るくすることを目指した作品群は、観覧者に安らぎと刺激を与えることでしょう。