新サイバー資格登場
2022-07-14 13:30:21
日本における新しいサイバーセキュリティ資格が登場!
日本における新たなサイバーセキュリティの道
(ISC)²が新たにエントリーレベルのサイバーセキュリティ認定試験のパイロット版を発表しました。この試験は、国内におけるサイバーセキュリティ人材の質を高め、技術的な知識を持つ人材を育成することを目的としています。実際、サイバーセキュリティに関する知識を持つ人材は、日本国内で約270万人不足しており、この試験がその解消に寄与することが期待されています。
資格の特徴と意義
新たな認定資格は、未経験者でも挑戦可能な設計となっており、今後サイバーセキュリティ分野でのキャリアを選ぶ若い世代に多くのチャンスを提供します。この資格取得は、多くの企業で従業員の技術的な能力を証明する基準となるため、採用担当者にとっても有用な指標となります。特に、企業が新入社員や若手社員に求める基本的な技術的概念が評価されることで、業界全体のレベルアップが期待できます。
CEOのコメント
(ISC)²の最高経営責任者であるClar Rosso氏は、試験導入に際し次のように述べています。「この資格は、長年にわたって業界の課題となっていた人材不足の解消に貢献できると信じています。サイバーセキュリティのキャリアを志向する人々にとって、この資格が選ばれる理由を作り出し、支援を行うことが重要です。」
試験内容について
実施される試験は英語で行われ、以下の5つのトピックに基づいて受験者が評価されます:
1. セキュリティ原則
2. 事業継続(BC)、災害復旧(DR)、インシデント対応の概念
3. アクセス管理の概念
4. ネットワークセキュリティ
5. セキュリティ運用
これらの項目についてしっかりと学んだ受験者は、パイロット版が終了後に日本語を含む多言語の認定試験を受けることができる予定です。この新しい資格により、サイバーセキュリティの分野で活躍する人材が増え、リーダーシップと専門教育の機会が広がります。
継続教育とキャリアアップ
試験に合格した受験者は、(ISC)²の正会員として、業界イベントや専門的トレーニングを受けるチャンスを得られます。これにより、受験者は将来的にはCISSP®などの高度で専門的な資格に挑戦する道が開かれ、キャリアをさらに発展させることができるのです。
(ISC)²について
(ISC)²とは、サイバーセキュリティの安全な未来を目指す国際的な非営利法人です。168,000人以上のメンバーとともに、広範囲にわたる安全基準を設け、一般の人々にも教育機会を提供しています。また、慈善活動を通じてサイバーセキュリティに対する認識を高めることにも力を入れています。
この新しい資格は、日本国内のサイバーセキュリティ市場に新たな可能性をもたらすことでしょう。多くの人々がこの試験を受験し、サイバーセキュリティのスペシャリストとしての未来を切り開くことを期待しています。
会社情報
- 会社名
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ISC2, Inc.
- 住所
- 1650 King Street, Suite 200 Alexandria, VA 22314 United States
- 電話番号
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