絢爛の唐津くんちポスターが新たに登場！魅力を再現した一枚

2025年版唐津くんちポスター販売開始

2025年版の唐津くんちポスターが、9月5日から販売されます。今年のメインデザインには、「６番曳山大石町鳳凰丸」が採用されており、その華やかさが強調されています。このポスターは、唐津くんちの伝統的な曳山の魅力を表現した一枚となっており、見る人を惹きつけます。

ポスターの中で鳳凰丸の頭部や船形の造形美が際立ち、特にその特徴的な前梶や根綱、囃子方の姿も捉えています。これにより、「えんや」と元気に掛け声が響いてくるような活気に満ちた雰囲気を感じることができます。また、今回のポスターは従来の4色印刷に加え、金色の特色印刷を施しているため、より一層上質な仕上がりになっています。

唐津くんちの魅力

唐津くんちは、毎年秋に佐賀県唐津市で開催される唐津神社の大祭です。この祭りでは、刀町の「赤獅子」から十四番の「七宝丸」までの14台の曳山が登場し、その姿は圧巻です。曳山は、獅子や龍、船、兜などの形を取り、和紙を幾重にも貼り、麻布を重ね、漆で仕上げられた巨大な漆芸作品です。これらは高さ7メートル以上、重さは2トンから3トンにも及ぶ壮大なサイズで、美しく彩られています。

数百人の若者たちが揃いの法被姿で、これらの曳山を威勢よく市内で引き回す様子は、まさに現代の絵巻物のようです。その美しさと迫力は、観る人々を魅了し続けています。この唐津くんちは昭和33年には佐賀県重要有形民俗文化財に、昭和55年には国の重要無形民俗文化財にも指定されました。また、平成28年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されています。