カミナシが新たに追加した動画添付機能
株式会社カミナシは、東京都千代田区に本社を構え、工場の設備保全業務をデジタル化するクラウドサービス『カミナシ 設備保全』を運営しています。この度、新たに作業記録や異常報告に動画を添付できる機能が追加され、より直感的かつ効果的な情報共有が可能になりました。この機能により、設備保全業務が一層スムーズに進行し、作業の効率化が期待されています。
『カミナシ 設備保全』の概要
『カミナシ 設備保全』は、設備ごとのカルテを作成し、故障履歴や保全計画を一元管理するシステムです。これにより、データに基づいた保全活動が促進され、設備の故障や停止を最小限に抑えることができます。このシステムは、スマートフォンから簡単にアクセスでき、現場の担当者と設備保全チームとのスムーズな情報共有を実現します。
新機能「動画添付機能」の特長
今回追加された「動画添付機能」では、設備保全担当者は現場で発生した現象や作業内容を1ファイル最大30MBの動画として記録・共有できます。例えば、蒸気やオイル漏れの状況をそのまま動画で記録することができ、漏れの数や音量などを具体的に伝えることが可能です。
具体的な活用シーン
1.
漏れの記録
- 蒸気やオイルの漏れを記録し、場所や量、音の大きさを動画でしっかりと共有できます。この情報は、現場での迅速な対応に役立ちます。
2.
位置関係の説明
- 部品の配置やトラブルが発生した箇所について、動画を用いて全体からの拡大表示までを直感的に示すことができ、理解を助けます。
3.
異音の発生状況の共有
- モーターや搬送装置などから発生する異音についても、タイミングや音の程度を明確に記録することができます。これにより、問題の診断が容易になります。
4.
動作不良・動作のズレ
- 包装機やコンベアにおけるタイミングのずれ、停止、詰まりなどの動作不良を動画で保存し、実際の動きを視覚的に示します。
このように、動画添付機能によって、現場の状況をより正確に把握し、情報の質が飛躍的に向上します。従来の文章や画像では伝わりにくかった音や動きも、動画で表現することで、これまで以上に分かりやすい情報伝達が実現するのです。
システムの料金と導入メリット
『カミナシ 設備保全』は月額課金制で提供され、料金は明確に設定されています。また、他のカミナシ製品との連携が可能であり、日常の点検データやマニュアルを基にした多面的な分析が行えます。これによって、技術継承の課題にも効率的に対応することができるため、企業の保全業務全体をサポートするシステムとして重宝されています。
この新機能の導入により、現場の担当者は、設備保全の活動をよりスムーズに行うことが可能となり、企業の競争力向上にも寄与することが期待されます。カミナシは、今後もさらなるサービスの向上を図り、デジタル化による業務効率化を推進していくことでしょう。