2026年口座振替サービス利用実態調査
マネックスクリプトバンク株式会社が2026年2月に実施した「口座振替サービス利用実態調査」の結果が発表されました。この調査は、企業の口座振替サービスの導入選定や運用に関わる20~60代の企業担当者443名を対象に行われました。調査内容は、口座振替サービスの市場シェアや導入理由、運用上の課題に関するものです。
調査結果の概要
その結果、口座振替サービスにおいて「三井住友カード(旧SMBCファイナンスサービス)」が30.0%というシェアを持ち、一位にランクインしました。次いで「三菱UFJファクター」が21.9%、続いて「NTTファイナンス」が10.8%という結果です。これにより、金融機関や信販系の大手が市場の過半数を占めていることが確認されました。
導入の背景とは?
企業が口座振替サービスを導入する理由として、「毎月の入金消込作業の負担軽減」が56.7%という高い支持を得ています。加えて、督促業務の負担を軽減することも求められており、48.5%の担当者がこの点を挙げています。これらの結果から、企業は経理業務の効率化を強く意識していることが明らかになりました。
選定ポイントの変化
調査では、導入時に重視されたポイントと運用後に感じる重要度の間にギャップが存在することも分かりました。初期費用や手数料の安さといったコスト面に重点を置いていた企業が多かった中、運用が始まった後、その重要度が大幅に低下しました(初期費用は18.7ポイントの低下)。一方で、運営会社の信頼性やセキュリティ、管理画面の使いやすさは依然として高い重要度を保っています。
導入効果と問題点
導入の結果として、71.5%の企業が経理・集金業務の時間を3割以上削減したと報告しています。また、約7割の企業が入金率の改善を感じていることもデータから確認できました。ただし、運用中の問題としては、口座残高不足時の再請求業務が43.6%の回答を占め、特に手間がかかっていることが伺えます。
ペーパーレス化の現状
また、調査の中でペーパーレス化の進展についても触れられています。調査に参加した企業の51.5%が、「紙とWebを併用している」と回答しており、完全なペーパーレス化にはまだ課題が残っていることが示されています。
業種別導入の傾向
さらに、この調査では口座振替を利用している主な業種についても明らかにされています。不動産業、EC業界、生活インフラ関連が多く、ストック型ビジネスでの集金ニーズの高まりが反映されていることが分かりました。
まとめ
今回の調査結果から、口座振替サービスは企業にとって経理業務の効率化に寄与する一方で、入金管理や運用に関する新たな課題も浮かび上がりました。今後、企業が導入を検討する際は、コストだけでなく、顧客に合ったサービス提供や運用サポートの整備が求められるでしょう。
マネックスクリプトバンクが運営する『MCB FinTechカタログ』では、今回の調査に関する詳細なデータや業界別の分析を提供しています。興味がある方はぜひ、以下のリンクをご参照ください。
👉
調査結果の詳細はこちら
問い合わせ情報
本調査データの引用や詳細に関するお問い合わせは、マネックスクリプトバンク株式会社へご連絡ください。担当は松嶋または宮本です。