ジーグラビティとMend.ioの連携が切り開く新たなセキュリティの未来
東京都港区に本社を構える株式会社ジーグラビティが、米国ボストンのMend.io社と代理店契約を結び、AI駆動型アプリケーション開発セキュリティプラットフォーム「Mend.io」を日本で本格的に展開することが発表されました。この新しいプラットフォームは、2026年6月2日よりサービスが開始される予定です。
AI進化がもたらすセキュリティへの影響
最近のAIの発展は、特に生成AIの進化に伴い、セキュリティ管理の枠組みに新たな課題をもたらしています。新しい脆弱性が急速に発見され、攻撃も加速している現状において、サプライチェーンセキュリティやSBOM(ソフトウェア部品表)管理、AIセキュリティの重要性が高まってきています。これらの問題に対処するため、ジーグラビティは「Mend.io」を通じて、AI特有のリスク管理を提供します。
Mend.ioの特長
「Mend.io」は、手書きのコード、コンテナ、オープンソースソフトウェア(OSS)などを包括的にスキャンするAIを駆使したプラットフォームです。このツールは、検出した脆弱性に対し、「到達可能性」や「悪用可能性」を解析し、高精度で優先順位付けを行います。その結果、組織全体のアプリケーション開発ガバナンス(DevSecOps)が向上し、セキュリティリスクへの対応がスムーズに行えるようになります。
また、AIの脅威に結びつく悪意のあるパッケージの検出やAIレッドチーミングといった機能も組み込まれており、特にAIリスク管理の側面においてアプリケーションセキュリティ(AppSec)と密接に連携しています。このように、「Mend.io」は、単なる脆弱性管理だけでなく、AI技術を駆使した新たなアプローチで企業のセキュリティを強化することを目指しています。
販売と価格について
ジーグラビティは「Mend.io」の代理店として、日本国内における販売を開始し、2026年度の間には官公庁や医療機器、システム開発企業に特化したサービスを提供する意向です。提供する製品の年間ライセンスは、「Mend AppSec」が20万円、「Mend AI」のオプションが6万円、「MendRennovate Enterprise」が5万円(税別)となっています。将来的には、日本語によるサポートも展開し、幅広い顧客ニーズに応える予定です。
ジーグラビティのビジョン
ジーグラビティは、公共DXをリードするITソリューション企業として2015年に設立され、官公庁および大型企業向けにテクノロジー導入のコンサルティングから実装まで幅広くサポートしています。「未来に向けて確実な前進を図る企業」として、全ての基盤を社会に根ざしながら構築し、サービスを提供していくことを目指しています。
さらに、担当者によると、2026年度には数千人規模のユーザー獲得を目指し、公共領域を中心に様々な業界での実証プロジェクトを進める方針です。ジーグラビティの取り組みは、今後の日本のセキュリティ業界における重要な潮流の一部を形成し、企業や行政のデジタルトランスフォーメーションを加速させることでしょう。
【参考リンク】
公式ウェブサイト: ジーグラビティ