新しい共同住宅用エレベーターの登場
2025年4月1日より、パナソニックエレベーター株式会社が新たに小規模共同住宅向けエレベーター「リベルタージュロングUi」を発表します。このエレベーターは、省スペース設置が可能でありながら、ベビーカーや家具の搬入をスムーズに行えることが特徴です。近年の住宅価格の高騰や少人数世帯の増加に伴い、賃貸住宅でのエレベーター設置が増えている中、特に注目されています。
住宅環境の変化
市場調査によると、重たい荷物や大きな家電を移動させる際にエレベーターが必要だと感じる人は多く、特に59.2%がその必要性を訴えています。このデータは、現代の住環境におけるニーズの変化を強く反映しています。昨今では、エレベーターの設置が共同住宅でも一般化していましたが、さらに快適さを追求した「リベルタージュロングUi」が設計されることになりました。
「リベルタージュロングUi」の特長
1. 最大の奥行き寸法
「リベルタージュロングUi」は、業界最長となるルーム内奥行き1,390mmを実現しています。この広さにより、車いすやベビーカーでの移動を容易にし、大型家具や家電の運搬も可能です。これは、小規模な共同住宅のニーズに完全に応えた設計です。
2. 省スペース設計
従来のエレベーターよりも省スペースでの設置を可能にする躯体納まり寸法を持つため、物件の空間を有効に活用できるというメリットがあります。限られたスペースでありながら、高い機能性を維持しています。
3. 多様な仕様
共同住宅に求められる各種の仕様、多彩な機能、さらにはデザインバリエーションも豊富ですので、居住者のライフスタイルに合わせた選択が可能です。
価格と受注開始
「リベルタージュロングUi」は、最大積載量250kg(定員3名)となっており、昇降行程は最大13m、4カ所の停止が可能です。メーカー希望小売価格は税抜きで5,400,000円からとなっています。受注は2025年4月1日から開始されます。
まとめ
パナソニックは、変化する社会の価値観や課題に対処し、持続可能な豊かさを提供することを目指しています。「リベルタージュロングUi」は、これらの目標を具現化した製品として、より快適な共同住宅環境を提供することでしょう。この新しいエレベーターの導入が、居住者にとっての利便性を高めることを期待しています。詳しくは、
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