ペルノックスが提供する新たな導電性接着剤技術
ペルノックス株式会社(本社:神奈川県秦野市、代表取締役:奥村辰也)は、常温で硬化する導電性接着剤「ONE-HAND MIXING®」に関する基本データと評価事例を刷新しました。この技術は、大面積電極の接触安定化に関する効果を重点的に検証しており、特に研究や産業用途での導電接続に力を発揮します。
大面積接着の難しさ
接着剤の選定において、特に大きな面積を持つ電極の接続は難しいと言われています。測定時に200〜300mm級の大型電極が使用される場合、物理的な接触により微細な隙間が生じ、それが測定結果のばらつきを引き起こす要因となります。従来の溶剤乾燥型導電性接着剤では、乾燥プロセスの影響を受けやすく、加熱硬化型はその設備や履歴の問題から適用が難しいケースが多いのが現実です。
新たに加わった評価事例
ペルノックスの技術チームは、大型電極の密着性を確保し、測定のばらつきを抑えるための固定方法を検証しました。結果として、電極と材料の間に空隙が生じやすい条件でも、ONE-HAND MIXING®を使うことで密着性が改善され、安定した測定結果が得られる可能性が示されました。また、作業性にも優れ、塗布後の位置調整が容易である点も評価されています。
ONE-HAND MIXING®の価値提供
この導電性接着剤は、以下の特長を持っています。
- - 常温での硬化:加熱設備の制約があっても容易に利用できる。
- - 大面積での密着性:薄膜での塗布と圧着により、接触面の空隙を減少させる。
- - 作業の再現性:一体型のミキサーカートリッジを採用し、混合に伴うばらつきを低減。
- - 位置調整の容易さ:塗布後や圧着後の作業ウィンドウを確保できる。
これにより、研究や評価の場での導電接続の確保を支援します。
想定される用途
この新しい導電性接着剤は、以下のような場面での活用が期待されます。
- - 研究・評価:大型電極を用いた材料評価や誘電特性の測定など、電極固定や接触を安定させる用途。
- - 産業用途:大型部材同士の導電接続、特に蓄電池関連の部材接続などにおいて実用性が高い。
公開された技術データ
新たに公開された技術データには、基本物性の詳細(熱・機械・電気特性)、加熱時の挙動や環境試験下での導電性・接着性の変化、耐リフロー性や極低温環境下での特性、耐候性試験結果などが含まれています。これにより、導電性接着剤の選定においても具体的な基準を持つことができ、選択肢が広がります。
製品概要
- - 製品名:ONE-HAND MIXING®(ワンハンドミキシング®)
- - 概要:常温硬化型の導電性接着剤で、ミキサー一体型カートリッジを使用。
- - 特長:混合工程の簡略化、低抵抗での接続が可能、室温にて保存。
- - ラインナップ:大容量タイプ(3.6g×1本)および使い切りセット(1.1g×3本)を用意。
会社概要
- - 社名:ペルノックス株式会社
- - 本社所在地:神奈川県秦野市菩提8番地7
- - 代表取締役:奥村辰也
- - 事業内容:エポキシ樹脂製品を中心に、導電樹脂製品、シリコーン、ポリウレタン樹脂製品の製造・販売を行っている。
- - 設立:1970年
詳細に関しては、ペルノックスの公式オンラインストアをご覧ください。