沖縄戦のノンフィクション
2024-08-15 11:33:27

沖縄戦の真実を描いた感動の書、重版が決まる!

沖縄戦を知るための一冊が重版決定



株式会社新潮社のノンフィクション『ずっと、ずっと帰りを待っていました 「沖縄戦」指揮官と遺族の往復書簡』が重版されることが決まりました。この書籍は、沖縄戦の真実を掘り下げ、兵士とその遺族の間で交わされた手紙を通じて感動的な人間ドラマを描いています。多くの読者から「涙が止まらない」という反響や「貴重な歴史秘話」といったコメントが寄せられています。

書籍の内容について


この書は、沖縄戦での日本軍の大隊が米軍から陣地を奪還し続けた中、どのように戦われたのかを物語ります。日本の兵士の約9割が戦死した激戦の中、当時の指揮官である伊東孝一は、部下の遺族に向けて「詫び状」を送り続けました。「生き残ったことでの恥」という思いを感じながら彼は、戦後の兵士と遺族の間に横たわる深い哀しみを手紙を通じて綴ります。

人間の心を捉える手紙の数々


この書では、伊東の手紙に返信された遺族の思いも紹介されています。夫や息子を失った遺族が口にした言葉は、戦争がもたらした痛ましい現実を突きつけます。「肉一切れも残さず飛び散ってしまったのですか」という問い掛けや、「本当は後を追いたい心で一杯」といった切ない思いがつづられています。これらの証言は、単なる歴史の記録ではなく、人間の深い感情や愛情を感じさせるものです。

時を越えた思い


数十年後、伊東から委ねられた手紙の束を持ったジャーナリストの夫婦は、それをそれぞれの手紙の送り主に返還する旅を始めます。この過程で、彼らは沖縄戦の真実を新たに見出し、70年近く経てなお響く人々の思いに触れることになります。

重版の理由


この書が再版される背景には、私たちが沖縄戦についてしっかり学ぶべきだとの強い求めがあったことは間違いありません。保阪正康氏や佐藤優氏といった著名な評論家や作家たちも推薦のコメントを寄せ、世代を超えた歴史の記憶を後世に伝えることの重要性を語っています。彼らが示すように、この本は単なる歴史の記録ではなく、今を生きる私たちへのメッセージにもなります。

まとめ


本書は、沖縄戦の悲惨な記憶と共に、戦後80年を迎える今、その重みを実感させる一冊です。読者自身の心の奥底に響くものがあるでしょう。是非、手にとってその内容を直接感じてみてほしいと思います。

書籍情報


【著者】浜田哲二、浜田律子
【発売日】2024年2月15日
【定価】1,760円(税込)
【ISBN】978-4-10-355551-3
【URL】新潮社公式サイト


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会社情報

会社名
株式会社新潮社
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東京都新宿区矢来町71
電話番号
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