冬の夢の世界「氷の教会」20周年、アイスヴィレッジの魅力とは

トマムに誕生する氷の世界「アイスヴィレッジ」

北海道・トマムで毎年冬限定でオープンする「アイスヴィレッジ」は、その独特の魅力で多くの観光客を惹きつけています。今年、2025年12月10日から2026年3月14日までの期間限定で営業されるこの氷の街は、厳しいトマムの冬に作り出される氷や雪であり、11棟のドームが立ち並ぶ幻想的な空間です。また「氷の教会」は20周年を迎え、その記念の年に新たな展示「氷の美術館」が加わります。

アイスヴィレッジの魅力

アイスヴィレッジは、冬の夜にのみ現れるファンタジックな空間です。トマムの自然環境がもたらす寒さのおかげで、様々な体験ができるこの街は、毎年多くの訪問者に愛され続けています。「氷のBar」や「氷のレストラン」など多彩な施設が集まり、氷に触れながら過ごす贅沢なひとときを提供します。

アイスヴィレッジの中でも特に有名なのが「氷の教会」です。この教会は、2005年から多くのカップルの誓いを見守ってきました。そして、20周年を迎えた今年は、そのデザインが新たに改良され、参列者が新郎新婦を囲む形での挙式が可能になるなど、新しい体験を提供します。

氷の美術館の新設

20周年を祝うため、「氷の美術館」が新たにオープンします。ここでは、氷の教会の歴史や誕生物語を深く学ぶことができ、過去20年間の変遷や魅力を感じられる展示が行われます。展示は、模型や歴史的な写真を通じて、教会の神秘的な美しさを利用した体験を提供します。

極寒の中で楽しむ新しいアトラクション

また、アイスヴィレッジでは新たなアトラクションが登場します。「氷のレストラン」では、冬ならではの素材を使った特別な料理を楽しむことができます。例として、北海道の昆布出汁を使った氷のラーメンや、熱々のチーズフォンデュが提供され、食事を通して新しい体験ができます。

さらに、子どもたちのために「氷のキッズドーム」や「氷のスイーツショップ」も設置され、家族連れでも楽しむことができる環境が整います。「氷のポスト」では、訪れた日の気温を記入したオリジナルポストカードを送ることができます。このように、訪れる人々に思い出を残してもらうための工夫がされています。

宿泊体験も想定以上の贅沢

アイスヴィレッジ内には「氷のホテル」という宿泊施設もあります。このホテルは、全て氷でできており、中に入るとまるで異世界に来たかのような感覚を味わえます。温かい飲み物を手に、雪景色や星空を眺めながら夜を過ごす贅沢なひとときを堪能できます。1組限定の宿泊体験は、静寂の中で自然と一体となる特別な時間を提供してくれます。