富山の経済活性化
2018-10-04 09:10:06
地域通貨とブロックチェーンが結ぶ新たな富山の経済活性化モデル
地域通貨とブロックチェーンによる富山の新たな試みとは?
富山県から、地域経済を活性化する新たなプロジェクト『Yell TOYAMA』が始まります。この取り組みは、地域応援通貨『Yell』を核に、地域の魅力を国内外の人々に発信し、活性化することを目指しています。
Yell TOYAMAの背景と目的
Yell TOYAMAは、2018年11月から運営を開始し、地域応援通貨Yellを使って地方経済の構造改革を図るものです。この通貨は、SAMURAI Security株式会社によって開発されたブロックチェーン技術を活用した安全性の高い暗号通貨であり、取引の記録と管理が厳格に行われています。Yellの最大の特徴は、お金を通じて地域を応援するメッセージ、いわばYOSEGAKI機能を持つ点です。
Yellの導入によって、地域イベントや事業者と消費者の距離を短くし、地域経済をより活発にする「応援経済」のモデルを創り上げます。特に、地域商業者にとっては、Yellを使うことで新たな収益の創出が期待されます。
地域の魅力を価値化する取り組み
プロジェクトでは、富山の特産品やユニークな体験を『Yell』によって簡単に購入可能にし、地元の企業や事業者を支援します。地元産業を支えるため、参加業者には『Yell』の市場やオークションを使った取引を促進します。出店費用が無料で、取引手数料も1%と低く抑えられており、地域事業者の参加を促す点が特徴です。
このように、地域の価値を新たな形で売買できる市場を提供することで、Yell TOYAMAは地域とそのファンをつなぎ、持続可能な経済活動を実現します。
今後の展望
Yell TOYAMAは、今後も積極的な展開を予定しています。2019年からは、県内の各種イベントへYellを導入し、観光客へのアプローチも強化します。また、多言語対応や海外PRを行い、インバウンド需要にも応えられるよう準備を進めます。さらには、2020年には世界中からアクセス可能なプラットフォームを提供し、富山と世界を結ぶモデルを形成していく方針です。
Yell TOYAMAの運営体制
Yell TOYAMAの運営は、SAMURAI Security株式会社が実施しており、富山県富山市に本社を置く事務局が中心となっています。地域を愛する企業や支援者が集まり、持続可能な地域の未来を築くサポートをしています。
地域通貨Yellを活用したこの新たな取り組みが、富山の経済をどのように変えていくのか、さらなる展開に注目が集まっています。
会社情報
- 会社名
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SAMURAI Security株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区富ヶ谷1-3-8第22SYビル401
- 電話番号
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