セイコーソリューションズのAIプラットフォーム、医薬品校正に採用へ
セイコーソリューションズ株式会社が提供するAIナレッジプラットフォーム「Seiko Futureworks」は、株式会社ファーマインターナショナルの医薬品情報資材の校正業務に正式に採用されることとなりました。両社は今後、2026年4月から本番運用を開始し、AIの活用による業務効率化と品質の向上に挑むことになります。
トライアルの実施と目的
2025年12月から約3か月間、両社は共同でトライアルを実施し、患者向け冊子やパンフレットなど合計8つの医薬品情報資材が対象となりました。このトライアルでは、素読みや原稿照合、専門用語の統一等、複数の観点からAI校正の有効性が検証されました。その結果、精度向上と誤検知の抑制に成功し、2026年4月から正式な運用が開始される運びとなりました。
医薬品情報資材の重要性
医薬品情報資材は医療従事者や患者にとって重要な情報源であり、その精度が求められます。ファーマインターナショナルは、50社以上の製薬企業を顧客とし、年間4,000点以上の医薬品情報資材を手がけています。正確な情報を提供するために、社内教育制度を整備し、品質重視の姿勢を貫いてきましたが、さらに業務の効率化と品質向上を狙い、Seiko Futureworksの導入を決定しました。
Seiko Futureworksの特徴
このAIナレッジプラットフォームは、企業内のナレッジや独自ルールを反映し、高い精度の校正結果を提供します。具体的には、以下のような特徴があります:
- - 企業独自のルールを反映:業務文書や過去の制作物を取り込み、企業に最適化された校正を行います。
- - 多角的レビュー:校正観点ごとに専門エージェントが設定され、検知漏れを最小限に抑えます。
- - 使いやすいUI:直感的に操作でき、資材をアップロードするだけで校正が行えます。
- - 高セキュリティ環境:機密情報を安全に取り扱うゼロトラストベースのクラウド運用です。
本番運用の流れ
2026年の本番運用では、AIが一次チェックを行い、最終判断は人間が行うという役割分担を実施します。これにより、AIの強みと校正者の専門知見を組み合わせた高品質な校正プロセスを確立を目指しています。今後も両社での連携を深め、利用現場からのフィードバックをもとに継続的なチューニングや機能改善が行われる予定です。
ファーマインターナショナルの見解
ファーマインターナショナルの医薬情報ソリューション局長、木村貞昭氏は、「当社は年間4,000点以上の医薬品情報資材の企画制作を手がけ、品質向上への取り組みを続けてきました。その中で、AIによる校正の導入によりスピードと品質の両立が期待できる」と述べています。AI時代に適応したサービスを提供するために、今後も変化と進化を続ける意向を示しました。
結論
セイコーソリューションズの「Seiko Futureworks」は、AI技術を駆使して医薬品情報の校正業務に新たな光をもたらすことが期待されています。業務の効率化と高品質な情報提供を実現するため、両社の連携が今後も注目されます。