株式会社スイッチメディア(以下、スイッチメディア)は、日本電気株式会社(NEC)が2024年に開催する「NEC Analytics Challenge Cup 2024」に、テレビ視聴データを提供することが決定しました。スイッチメディアは、クラウド型テレビCM出稿分析サービス「TVAL」を展開しており、同社が保有する視聴データの活用が期待されます。
NECは2017年度からAI人材の育成を目的とした分析コンテストを実施しており、今回のイベントでは、テレビ局に関連するデータを使用し、参加者が予測モデルの精度やビジネスアイデアの価値を競うことになります。この取り組みにより、データサイエンティストのスキル向上やデータサイエンスを活用したビジネスの変革が促進されると考えられています。スイッチメディアは、テレビ視聴データの民主化をさらに推進するために、このプロジェクトへの参加を決めました。
コンテストの概要
このコンテストは、エントリーが2024年6月24日から7月19日までの期間で行われ、メインのコンテストは8月19日から9月20日まで実施されます。最終的な審査会及び表彰は2024年10月18日に行われる予定です。
主催はNECアナリティクスコンサルティング統括部事業推進グループで、最優秀賞等の表彰が行われます。参加対象者は、AI・データアナリティクスに関わるコミュニティやNECグループ、大学生など多岐にわたります。特に、テレビ局に関連するデータを用いて予測精度を競う部門や、ビジネスアイデアの企画/検証を競うデータ活用コンテストに分かれています。
データの使い方
使用されるテレビ視聴データには、個人を特定する情報は含まれておらず、プライバシーの保護が確保されています。データ分析による結果は、参加チームのビジネスアイデアの実現に向けて活用されます。
スイッチメディアの強み
スイッチメディアは、東京・港区に本社を置き、国内で最大規模のテレビ視聴パネルから独自に収集したデータを保有しています。この強みを活かし、テレビCM視聴と商品の購入との関係を分析することが可能です。クラウド型テレビCM出稿分析サービス「TVAL」や、放送中のテレビ番組視聴率を把握できる「TVAL now」を提供し、マーケティングの支援に貢献しています。
「TVAL」は視聴データをもとに、企業に対して効率的な広告出稿をアドバイスし、その結果として売上向上を実現します。さらに、現在放送中の番組の視聴率をリアルタイムで把握できる「TVAL now」は、マーケティング担当者にとって非常に便利なツールです。
スイッチメディアの取り組みは、今後もAIやデータ活用の面で国内外で価値を提供し続けることでしょう。NECとの連携を通じて、データの利活用を促進し、企業や社会に貢献する姿勢が評価されています。