カスタマーサクセスBPOガイドラインの登場
2026年2月18日、株式会社ATOMicaが、カスタマーサクセス(CS)業務の外部委託を効果的に行うための新しい手引書『カスタマーサクセスBPOガイドライン』を一般社団法人日本カスタマーサクセス協会を通じて公開します。このガイドラインは、同社のCEOである白塚湧士氏が委員長を務める「CS BPO推進委員会」によって策定されました。
カスタマーサクセスとは
企業が顧客との関係を深め、持続的な成長を目指すためのアプローチがカスタマーサクセスです。特にサブスクリプションモデルの普及に伴い、その重要性が増してきていますが、CS業務には人材不足や複雑化といった課題が存在します。これらの問題を解決するため、外部委託、すなわちCS BPOの導入が注目されています。
CS BPOの現状と課題
デジタル環境が変化し続ける中、多くの企業がCS BPOを検討しています。しかし、「何を、どの範囲で外部に委託すべきか」「期待通りの成果を得るための運用方法は何か」といった具体的な指針が不足しているのが現実です。このため、CS BPOを導入したいが踏み出せない企業が多いと言われています。ガイドラインの主な目的は、CS BPOを単なる「外注」にとどまらせず、事業成長の推進力に変えることです。
『カスタマーサクセスBPOガイドライン』の特徴
1.
共通言語と指針の提供 企業の内部だけでなく、外部の関係者ともスムーズに連携できるための指針を提供します。
2.
4つのフェーズでの運用プロセス ライフサイクルに基づいた全体プロセスを整理し、各フェーズでの具体的なタスクを詳述しています。
3.
再現性スコアの導入 業務の成功確率を高めるための客観的な指標を提案します。これにより、リスクを減少させることが期待されます。
4.
ケーススタディの収録 成功事例12件と失敗事例3件を紹介しており、実際の運用の参考になります。
ガイドラインの入手方法
本ガイドラインは、一般社団法人日本カスタマーサクセス協会の公式サイトから無償でダウンロード可能です。詳細版や要約版、付録テンプレートも提供されており、企業が実践的に活用できるよう工夫されています。
今後の展望とフィードバック
次版以降の改良に向けて、ユーザーからのフィードバックも歓迎されています。ガイドラインの価値をさらに高めるために、内容の有用性や使いやすさに関する意見を募集し、今後の取り組みに反映させていく予定です。
結語
カスタマーサクセスがますます重要視される中、この新たな『カスタマーサクセスBPOガイドライン』が、多くの企業にとって戦略的な選択肢として機能することが期待されています。組織全体の生産性向上や顧客満足度の向上を目指し、今後のCS業務における外部委託の可能性を探る良い機会となるでしょう。