大洲市観光が進化する！四国初の観光DX「Tourism Exchange Japan」導入

大洲市に新たな風を呼ぶ観光DX

愛媛県大洲市は、観光業のデジタル化を進めるため、観光WEBサイト「VisitOzu」に四国初となるデジタルプラットフォーム「Tourism Exchange Japan（TXJ）」を導入しました。この取り組みにより、旅行者に独自性のある体験コンテンツを提供し、デジタルマーケティングの強化を図ることを目指しています。

TXJ導入の背景

新型コロナウイルスの影響を受けた観光業界では、インバウンド需要の激減が続き、国内観光誘致の強化が急務となっています。また、デジタルシフトが進む中で、旅行者のニーズに合った地元産品や体験コンテンツのオンライン展開が求められています。これらの課題を克服するため、TXJの導入が決定されました。

TXJの機能と利点

TXJは、観光地のマーケティングを支援するシステムで、全国の約80社以上のOTAや旅行会社と連携可能です。これにより、大洲市の魅力を可視化し、地域ごとの予約や販売データを蓄積できます。これまで外部OTAを介した場合、旅行者のデータが市に収集されないため、自治体が直接予約に対応できることが大きな利点となります。

特に、TXJの導入によって、独自の体験コンテンツをダイレクトに提供できるため、高付加価値のオリジナル旅行商品が可能となります。

大洲市の観光戦略

大洲市では「大洲市観光まちづくり戦略ビジョン」を策定し、欧米豪をターゲットにしたインバウンド戦略を推進しています。しかし、世界的な感染拡大以降、外国人旅行者の数は減少しており、その一方で国内旅行者のニーズは「短時間」「近距離」のマイクロツーリズムにシフトしています。市はこれを踏まえ、国内旅行者をターゲットにする戦略も見直しながら展開しています。

訪れるべき体験コンテンツ

VisitOzuではさまざまな体験コンテンツを提供しています。例えば、名建築「臥龍山荘」を巡るツアーや、着物を身にまとい人力車で町並みを楽しむ体験、さらにはプロカメラマンとともに、大洲の魅力的なスポットを巡るフォトツアーなどがあります。特に、昼食には元禄元年創業の老舗料亭「いづみや」での「鯛めし」の食べ比べもあり、地域の食文化を味わえるチャンスです。

大洲市の観光名所

大洲市には、江戸時代からの歴史を感じさせる多くの観光名所があります。例えば、江戸時代に築かれた「大洲城」や、ミシュラン一つ星を獲得した「臥龍山荘」などがあります。これらの名所は文化的な価値だけでなく、美しい自然に囲まれた景観も楽しめます。観光としての魅力がますます増している大洲市に足を運んでみてはいかがでしょうか。