内定率93.1%の快挙
2024-10-25 23:16:40

2025年卒業予定学生の内定率が93.1%に達し過去最高を記録

2025年卒業予定学生の内定率が93.1%に達成



株式会社キャリタスの調査によると、2025年3月に卒業予定の大学生(理系は大学院修士課程2年生含む)の10月時点での内定率は見事93.1%に達しました。この数字は、2005年以降行われている調査の中で最も高いものであり、過去3年間にわたって90%を上回る水準が続いています。この調査は、2024年10月2日から9日にかけて行われ、1,131人の学生から回答が得られました。この結果は、学校卒業後の就職環境が学生にとって非常に有利であることを示しています。

就職先が決まっていない学生の動向



調査に回答した学生の57.1%は、就職先が未決定の状態であり、今後の就職活動を継続する意向を示しました。一方で、理系の学生の中には、大学院へ進学を選択しているケースも多く見られ、今後のキャリアパスに関して様々な選択肢があることが分かりました。

就職決定企業の選状況



就職先は、文理を問わず「情報処理・ソフトウエア」に関連する業界が最も多いというデータが得られました。昨年に引き続き、この傾向は強く、最先端の技術に関わる業界への関心が高まっています。さらに、インターンシップに参加した企業の割合も49.9%に達しており、前年度より5.5ポイントの増加を見せています。これは、学生たちが実務経験を積むことを重視し、企業との接点を増やしていることを示しています。

内定後のフォローアップ



内定を得た学生の6割近くが、内定期間中に提供される研修や学習課題について賛成の意見を持っています。特に「eラーニング」が人気で、オンラインでの学習環境が支持を受けていることが伺えます。企業側も、内定者をしっかりとサポートする姿勢が見えてきます。

中小企業への応募状況



中小企業への応募については、面接試験を受けた学生の割合が49.9%で、前年比で減少しています。平均では2.5社の応募を行ったとのことですが、今年はやや厳しい状況にあるようです。

地元就職への傾向



地元外から進学した学生のUターン就職の割合は約2割で、地域に根ざした就職も依然として重要なテーマであると言えます。この状況は、学生が地元での就労を選ぶ背景には多くの要因があると考えられます。

就職活動のコスト



最後に、就職活動にかかる平均費用は76,888円で、3年ぶりに減少しました。前年に比べて7千円余り下回っており、経済的な負担が軽減されつつある様子が窺えます。

このように、内定率の上昇は学生にとって希望が持てる結果となっています。今後の就職活動の動きや、企業の採用方針がどのように変わっていくのか、引き続き注目していく必要があります。


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会社情報

会社名
株式会社キャリタス
住所
東京都文京区後楽2-5-1
電話番号
03-4316-5500

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