スタートアップM&Aを専業とするアドバイザリーチームの設立
株式会社M&Aクラウド(東京都千代田区、代表取締役CEO:及川厚博)は、スタートアップM&Aに特化した新しいアドバイザリーチーム「StartupM&A Advisory」を設立しました。2023年9月より稼働を開始し、専用のブランドサイトも公開。これにより、急速に高まるスタートアップM&Aのニーズに対する支援を一層強化していく方針です。
「StartupM&A Advisory」の特色
この新しいチームは、2021年に設立されたM&Aアドバイザリー事業部「M&A Cloud Advisory Partners(MACAP)」の一部として設立されたもので、スタートアップに関連したM&Aに特化した枠組みで運営されます。以下にその特徴を示します。
1.
スタートアップM&Aの実績
チームは、特にスタートアップ企業の子会社化や老舗企業によるスタートアップの買収など、大規模なM&Aの実績があります。これにより得られた独自のノウハウが蓄積されています。
2.
スタートアップの深い理解
自身がスタートアップであるM&Aクラウドは、スタートアップならではの事情や要望を深く理解しています。これを活かし、企業の成長ステージに応じた最適なM&A戦略を提案します。
3.
専門家によるサポート
投資銀行や大手M&A仲介などでの実績を持つプロフェッショナルが集まり、M&Aに関する専門知識を活かして、スタートアップ企業の成長を支援します。
4.
買い手ネットワークの活用
M&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」を通じて、豊富な買い手ネットワークを持っています。このネットワークを利用し、適切なパートナーとのマッチングをサポートします。
設立の背景
昨年11月に閣議決定された「スタートアップ育成5か年計画」は、2023年4月に施行された「オープンイノベーション促進税制M&A型」に繋がり、国を挙げてスタートアップM&Aが推進されています。この国策によって、スタートアップの成長とイグジットが促進され、大企業によるM&Aにより日本全体の産業競争力を高める狙いがあります。これに伴い、2024年には新たに償還期限を迎えるファンドが多数存在し、数百件のスタートアップがイグジットを迎える可能性が高いとされています。
スタートアップM&Aの重要性
スタートアップM&Aは、一般の事業承継と比較して、企業価値の算出や関係者間の調整が難しいため、専門的なスキルが求められます。これまでMACAPのメンバーがM&Aを担当していましたが、専門チームを設けることで、情報の集約やノウハウの蓄積を促進し、スタートアップエコシステムの発展を目指しているとのことです。
具体的なM&A成約実績
タクシー・ライドシェア事業を展開するnewmoは大阪のタクシー企業「未来都」の全発行済株式を取得し、経営権を獲得しました。
クラウド型建設管理サービスのアンドパッドが、不動産業界特化のマーケティングツールを提供するコンベックスを買収しました。
クミアイ化学工業が高級ブランドイチゴを手掛けるGRAを非連結子会社化しました。
このように、スタートアップ同士や業界大手企業とのM&Aケースが続いており、M&Aクラウドはこれからもスタートアップ支援に力を入れていく姿勢を明確にしています。
お問い合わせ
「StartupM&A Advisory」への問い合わせや詳細は、
こちらのリンクからご覧いただけます。さらに、メールでの問い合わせも受け付けています。