宇宙の未来と挑戦
2025-09-30 11:32:48

大阪・関西万博で見つけた宇宙の未来と&SPACE PROJECTの挑戦

大阪・関西万博で見つけた宇宙の未来と&SPACE PROJECTの挑戦



2025年9月22日、大阪・関西万博会場のフューチャーライフビレッジにおいて、「Co-Design Challenge Pitch #5」が盛大に開催されました。このイベントには&SPACE PROJECTから株式会社DOKASENの中井章郎氏が登壇し、宇宙開発をテーマにした画期的な取り組みを発表しました。

Co-Design Challengeとは?



「Co-Design Challenge」は、2025年の大阪・関西万博を契機に、新しい日本のくらしを考えるために様々なプレイヤーが共同でアイディアを育むプログラムです。2022年から始まったこの取り組みは、事業者が自らの課題解決に向けてのアプローチを披露する機会を提供します。

今回のプレゼンテーションでは、&SPACE PROJECTが宇宙開発の過程で使用された試験用燃料タンクを再利用し設計した「宇宙タンクベンチ」を展示しています。このベンチは、実際に万博会場内で目にすることができ、多くの来場者の注目を集めています。

宇宙タンクベンチの制作背景



中井氏は、宇宙タンクベンチがどのようにして制作されたのか、そのプロセスを詳細に紹介しました。&SPACE PROJECTは、東京、大阪、北海道に拠点を持つ創造的なメンバーによる集団で、宇宙開発から生まれた廃材を活用することで新たなプロダクトを生み出しています。

このプロジェクトは、経済産業省が掲げる宇宙基本計画とも連携しており、2030年までに宇宙産業の市場規模を現在の倍にすることを目指しています。しかし、国内のロケット打ち上げ数は依然として少なく、宇宙に対する関心も高まりつつあるものの、一般の人々にはまだまだ認知されていないのが実情です。

大樹町と宇宙産業の発展



大樹町は「宇宙のまち」として知られており、アジア初の民間商業宇宙港「北海道スペースポート」など、宇宙産業の拡大が進んでいます。&SPACE PROJECTはこの町の協力を得ながら、宇宙開発廃材のアップサイクル活動を行っており、地域活性化にも寄与しています。

宇宙を身近にする活動の意義



中井氏が語ったように、&SPACE PROJECTの活動は宇宙産業の裾野を広げ、「宇宙」を人々の生活の中に取り入れることを目的としています。万博での展示を通して、多くの人々に宇宙開発について考えるきっかけを提供できることは、彼らにとって大きな意義です。

未来へのビジョン



今後、&SPACE PROJECTは様々な異業種とコラボレーションを進め、「みんな宇宙に手が届く」社会の実現に向けて努力します。大阪・関西万博を契機に、これまで以上に多くの人々に宇宙との接点を持つことを目指し、活動を続けていく予定です。宇宙産業の未来を共に考え、創造していくこの挑戦に、私たちも目を向け続けたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社DOKASEN
住所
東京都世田谷区三宿1−8−4
電話番号

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