眼のかゆみ調査結果
2024-07-18 17:14:29

秋の花粉シーズン到来!眼のかゆみの実態調査結果が明らかに - 季節性アレルギー性結膜炎患者の悩みと対策

秋の花粉シーズン到来!眼のかゆみの実態調査結果が明らかに - 季節性アレルギー性結膜炎患者の悩みと対策



春の到来とともに、スギやヒノキの花粉によるアレルギー症状に悩まされる人が増えます。しかし、実は夏にはイネ科の植物、秋にはブタクサやヨモギなどから出る花粉も、眼のかゆみ、充血などの症状を引き起こす原因となります。

参天製薬株式会社は、季節性アレルギー性結膜炎(以下SAC)患者さんの眼のかゆみ、まぶたの症状、治療における現状・課題について理解を深めるため、2023年3月31日~2023年4月7日に、SAC患者さん1,050人を対象とした実態調査を実施しました。

調査結果によると、SAC患者さんの約7割が眼の中の「目頭」を最もかゆみを感じやすい部位として挙げ、就寝前や睡眠中にもかゆみを経験する人が多いことが判明しました。さらに、まぶたに症状がある患者さんは、かゆみなどの程度や頻度が高く、生活の質(QOL)にも悪影響を及ぼしていることも明らかになりました。

眼のかゆみの実態:目頭への集中、就寝前や睡眠中の症状



調査では、眼の中の部位で「かゆいと感じる部位」と「こすりやすい部位」について、約7割の患者さんが「目頭」と回答しました。また、かゆみを感じる時間帯については、起床時、午後の時間帯、就寝前と回答した割合がそれぞれ5割を超え、日中だけでなく、一日を通じて症状に悩まされている実態が明らかになりました。

さらに、睡眠、起床時に関する困りごとでは、「起床時の眼のかゆみ」が約8割の患者さんに当てはまることが分かりました。これは、睡眠中に眼が乾燥したり、まぶたの炎症が強くなることで、起床時に症状が悪化しやすいことを示唆しています。

まぶたの症状とQOLの関係:症状の悪化と生活への影響



眼の中のかゆみ以外にも、まぶたにかゆみや赤みなどの症状がある患者さんは、そうでない患者さんと比べて、かゆみの程度や頻度が高く、QOLの合計スコアも有意に高くなりました。これは、まぶたの症状が眼のかゆみなどの症状を悪化させ、生活への影響を大きくしている可能性を示しています。

患者さんのための治療:眼の中とまぶた、両方の症状に対応する必要性



今回の調査結果から、SAC患者の治療において、眼の中だけでなく、まぶたの症状にも注目することが重要であることが明らかになりました。医師は診察時に、患者さんの眼の中とまぶた双方の症状について丁寧に確認し、適切な治療を提供する必要があります。

症状の改善には継続的な治療とセルフケアが重要



SAC治療においては、セルフケアや初期療法もありますが、現時点では点眼療法が基本です。症状を抑制するためには、結膜中の薬物濃度を維持することが重要であり、治療期間中は、かゆみの有無にかかわらず、薬剤の用法・用量を守った継続的な治療が推奨されています。

しかし、患者さんの中には、治療への意識が低く、症状が治まらないまま放置してしまうケースや、かゆみを感じた際に眼をこするなど、症状を悪化させてしまうケースも見られます。

今後は、患者さんの治療への意識向上と、症状の悪化を防ぐための適切なセルフケアの指導が求められます。

まとめ:眼のかゆみは放置せずに、適切な治療を



今回の調査結果から、SAC患者さんは、眼の中だけでなく、まぶたにも症状が出ることが多く、それが生活の質に大きく影響していることが明らかになりました。

眼のかゆみに悩んでいる人は、放置せずに眼科医を受診し、適切な治療を受けてください。


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会社情報

会社名
参天製薬株式会社
住所
大阪府大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪 タワーA (受付 25F)
電話番号
06-7664-8621

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