日本発のSolanaアクセラレーションプログラムが起業家を支援へ

日本発のSolana特化型アクセラレーションプログラム

extra mile株式会社が、新たにSolanaエコシステムに特化したアクセラレーションプログラムを開始しました。これは、起業家がビジネスアイデアを素早く具体化し、実際に検証するスピードを高めることを主な目的としています。このプログラムでは、事業に対する壁打ちや、グローバルなコネクションの提供、資金支援、実務面でのメンタリングが行われます。

背景と課題

Web3領域において、新たなサービスが次々と登場する一方で、日本国内の起業家にとっては資金調達や事業仮説の洗練、さらに海外市場との接点を持つことが大きな課題となっています。特に海外のSolanaを中心にしたエコシステムは、ハッカソンや投資機会を利用して急速に成長が見られます。extra mileでは、日本の起業家が国際舞台で競争できるよう、実装と検証の速度を最大化するためのプログラムを用意しました。

プログラムの特徴

このプログラムの特筆すべき点は、Hypothesis（仮説）→ Build（構築）→ Ship（出荷）というサイクルを迅速に回し成果を可視化するスプリント方式です。それぞれのプロジェクトには担当チームが付いて国内外のプレイヤーとの接点を整備し、PoC（実証）から初期トラクションを獲得するまでを一貫して支援します。

提供されるサポート内容

1. 事業の壁打ちと仮説の具体化
2. 国内外のエコシステム、投資家・財団・メディアとの接続
3. 活動資金の提供
4. 技術・事業・PR・法務にわたる実務メンタリング（原則半年以上）

このように、単なる資金提供にとどまらず、実際のビジネスを進める上でのネットワークと実務の両方で伴走することが、extra mileの特徴です。また、Solana財団やSuperteamとの連携もあり、ハッカソンやグラント機会への接続も可能です。

成果事例：Daiko

初めての採択となったプロジェクト「Daiko」は、Solana公式ハッカソン「Breakout Hackathon 2025」のAIトラックで第4位に輝きました。このプロジェクトは、AIエージェントがポートフォリオに対して個別の売却提案を行い、ユーザーがワンクリックで決定を下せる体験を提供することを目指しています。Daikoの成果は、日本のチームが国際的なハッカソンで競争力を発揮できることを示しています。

参加募集

現在、Solanaでプロダクトを迅速に開発し、グローバルな市場で検証を行いたい若手起業家やチーム（海外チームを含む）の参加を随時募集しています。申し込みは専用フォームを通じて受け付けており、選考は書類や面談を経て決定されます。選ばれたチームには個別のプランが策定されます。

代表者コメント

取締役の内海暢介氏は、「Web3は速く作り、現場で学ぶことで圧倒的な競争力があります。このプログラムは、起業家のスピードを妨げない『実装主義』を基にしており、半年以上にわたり資金、実務、ネットワークを支援します。また、Daikoが証明したように、日本のチームが国際的なエコシステムで評価されうる基盤を構築し、Web3関連のプロジェクトを次々と生み出していきます」と述べています。

Superteam JapanのリードであるHisashi氏は、「extra mileがSolana特化のアクセラレーションを始めたことに非常に嬉しく思っています。これにより、日本の起業家がグローバルに挑戦できる環境が整いました。初期採択チームの『Daiko』の成果は、日本から世界に通じる新たな成功事例を生むことを期待しています。」と語っています。