松江での新たな挑戦「MATSUE Tech-Product Award 2025」
2025年、松江で夢を実現するための舞台が新たに設けられました。「MATSUE Tech-Product Award」が、その名の通り、地域のクリエイティビティを掻き立てるコンテストとしてスタートしたのです。このコンテストは、松江市で16回行われた「松江オープンソース活用ビジネスプランコンテスト」を発展させたものであり、より魅力的なアイデアや情熱的な取り組みを評価する新しい基準を採用しています。
コンテストの基本情報
「MATSUE Tech-Product Award」は、オープンソースソフトウェア(OSS)を利用したプロダクト開発が一般化している中で、松江市が産官学金の連携を強化し、「オール松江」の支援体制を整えた結果誕生しました。このコンテストは、OSS活用の度合いよりも、アイデアそのものの魅力と実現への取り組みを重視しているのが特徴です。
初開催の今回は、全国から一般応募(JUMPコース)として59組が参加し、最終的には12組が熱いプレゼンテーションを繰り広げました。審査は1次・2次を経て行われ、選ばれた10組はその場で発表されました。
最優秀賞の受賞
その結果、最優秀賞には橋本 功さんの「背骨計」が選ばれました。このアプリは、PC作業中の姿勢を、内蔵カメラで撮像した顔映像だけから正確に判定することが可能です。デジタル端末の普及によって姿勢が崩れがちな現代において、肩こりや腰痛の解決を目指したこのプロダクトの展開は、多くのユーザーにとって期待の星です。
本アプリの開発には、東北大学の整形外科医と協力して行い、将来的には不良姿勢の記録や警告機能、さらには根拠に基づくストレッチの提案が搭載されることを目指しています。これは世界中のPCユーザーに対し、背骨から健康を支援するための重要な一歩です。
参加者の声
橋本さんは受賞後、「関係者の方々に感謝し、ユーザーの健康を守るアプリとして更に発展させたい」との意気込みを語りました。メッセージからは、彼が症状改善に向けた強い情熱を持っていることが伝わります。
次回は2026年に開催予定
「MATSUE Tech-Product Award」は、地域での新たな挑戦の象徴となります。次回は2026年2月に開催予定で、詳細な情報は公式サイトで発表される予定です。このようなイベントを通じて、松江からのイノベーションがさらに広がり、様々な夢を持つ人々がその実現に向けて一歩を踏み出せるようになります。
松江が「夢を実現できるRubyのまち」として、これからも進化していく姿に期待しましょう。
連絡先
本件に関するお問い合わせは、MATSUE Tech-Product Award実行委員会(松江市役所 産業経済部新産業創造課内)まで。