医学部志望への移行
2021-03-15 20:48:15
医学部受験の新潮流:東京大学から医学部志望へのシフト
医学部受験の新潮流:東京大学から医学部志望へのシフト
近年、日本の大学受験環境において大きな変化が見られています。それは、東京大学を目指す受験生が増加する一方で、医学部への志望が強まっているという現象です。このトレンドは特に地方の受験生に顕著で、東大離れと同時に医学部志望者が急増しています。
東大合格者数ランキングの変遷
過去数十年の大学合格者数ランキングを見てみると、1960年代までは日比谷高校が長年東大合格者数のトップを誇りましたが、1970年代にさい先を行ったのは兵庫県の灘高校です。灘高校の強さの背景には、旧東京師範学校出身の教師たちの存在があったのです。
しかし、1982年から2016年まで続いたのは、開成高校の長期独占ともいえる「開成ダントツ時代」です。この学校は、入試の定員を増加させたことが大きな要因となり、以降、毎年安定した合格実績を出し続けています。全国には進学実績が高い高校が多く、MLPが注目するトップ校も増えています。
各学校の特筆すべき実績
ここでは、MLPが選出した注目の高校をランキング形式で紹介します。
1. 桜蔭高校: 文句なしの第一位、理科3類への進学実績がある。
2. 聖光学院: 神奈川を代表する男子校で、合格者数が急増中。
3. 渋谷教育学園幕張: 男女共学で驚異的な進学率を誇る。
4. 西大和学園: 奈良からの東大合格者数がを生み出している。
5. 都立日比谷高校: 地方公立校でありながら進学実績の向上に成功。
医学部へのシフト
最近の受験生の傾向として、東京大学を志望した生徒が、医学部へと方向転換している理由は何でしょうか。特に女子生徒は、キャリアとしての魅力を医学分野に見出していると考えられます。2021年のデータによれば、医学部の合格者数が増加しており、特に女子校での医学部進学実績が目立ってきているのです。
この背景には、医師という職業の安定性や女性が働きやすい環境があり、女子生徒の進学へ対する意識が変わってきています。特に、豊島岡女子学園高校が医学部合格者数でトップを誇っています。
公立高校の進学実績も見逃せない
私立が高い進学実績を誇る中で、県立高校も目立った成績を収めています。横浜翠嵐高校や浦和・大宮高等学校なども、医大を目指す生徒を輩出しています。また、近年は学区制が撤廃され、より多様な生徒が入学するようになりました。
結論
このように、現在の大学受験においては、「東大受験」か「医学部受験」の二つが大きなテーマとして存在しています。今後もこの医大志向は続くでしょう。MLPは、未来の医師を目指す学生を支援するために、東大医学部生による特化型講座を開設しています。ぜひ興味がある方は参加してみてください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社MLP
- 住所
- 東京都文京区水道1-2-10フォリアージュ113号
- 電話番号
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03-6674-4848