岡山大学が医工系TCコース初のテクニカルマスター認定を達成

岡山大学が医工系TCコースで初のテクニカルマスターを認定

2025年3月10日、岡山大学は東京科学大学大岡山キャンパスで開催された「令和6年度TCカレッジ認定式」に出席しました。この場で、医工系TCコースにおいて初めてテクニカルマスター（TM）に認定されたのは、総合技術部医学系技術課の楢崎正博技術専門職員と塚野萌美技術主任の2名です。

TCカレッジとは

TCカレッジは、東京科学大学が主導する高度技術専門人材の育成を目的としたプログラムで、全国の大学技術職員や企業の研究開発者が共に学ぶ場です。岡山大学は昨年度からサテライト校として参画し、医工系TCコースを開講しています。

認定式の模様

認定式では、TCカレッジの関係者からの祝辞があり、TM認定証が21名に授与されました。楢崎技術専門職員は「この認定を受けたことは大変嬉しく、今後もさらなる学びを求めて努力する」と述べました。また、塚野技術主任も「新たな技術機器への挑戦ができたことが大きな収穫でした」とコメントしました。

技術・研究支援発表会

認定式に続いて行われた技術・研究支援発表会表彰式では、教育支援技術課の中村有里技術専門職員がTCカレッジ長賞を受賞しました。中村専門職員は、「多くの関係者と意見交換ができ、学びの幅が広がった」と述べ、今後の研究活動への意欲を示しました。

大学の取り組み

岡山大学では、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」の一環として、職員の技術向上を図っています。副理事の佐藤法仁副学長は、「今後も職員の高度化を進め、地域に貢献できる人材を育成していく」と述べました。

総合技術部は引き続きTCカレッジの活用を通じて技術職員の能力向上を図る方針を掲げ、地域社会と共に持続可能な未来を目指していくとしています。岡山大学の取り組みに期待が高まります。