Arevo社、アジアに新たな複合材生産施設を建設
米国に本社を置くArevo社が、増加する顧客の需要にさらなる対応を図るべく、アジア圏の中心部に新しい複合材生産施設を建設する計画を発表しました。この新施設は、同社の第二世代複合材料溶着技術を用いており、第一世代技術の4倍以上の生産速度を実現しています。その結果、プロジェクトは大型かつ幾何学的に複雑なCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製品の短納期生産を可能にし、今後の需要にしっかりと応えるものとなります。
新しい経営陣の発表
さらに、Arevo社は今回の新施設の建設に合わせて経営基盤を強化するため、主要な役員を登用しました。新たにCEOに就任したSonny Vu氏は、シリアルアントレプレナーとして知られ、最近ではFossilに買収されたウェアラブル企業Misfitを創業しています。また、CROにはTuan TranPham氏が就任し、3Dプリント業界で17年以上の経験を持つベテランです。彼は直近でDesktop Metalにて最高収益責任者としての役割を果たしていました。日本ゼネラルマネージャーには田中大祐氏が就任し、多くの海外テクノロジー企業での実績があります。
経営陣の期待
新たなチームの結成について、Arevoの共同創業者で現会長のHemant氏は、「新たな拡大フェーズに入り、我々の成功の鍵となるでしょう。スタートアップ経験とテクノロジー中心のビジネス拡大の能力を兼ね備え、複合材製造における深い業界経験を持った人材が必要です」と述べています。
一方、CROのTuan氏は、この取り組みを「過去20年間の3Dプリント業界において最も野心的で興味深い試みであり、非常にエキサイティングな機会だと考えています」と語りました。
Arevoについて
Arevoは、複合材科学、ロボット工学、設計ソフトウェアの革新を通じて、大型で幾何学的に複雑な連続CFRP複合材の設計と製造を自動化するテクノロジー企業です。自動車や重工業、建設、航空宇宙などのさまざまな分野において、顧客に最先端のソリューションを提供しています。
詳細は
Arevoの公式ウェブサイトにてご確認いただけます。また、Arevoは現在、営業や技術者など優れた人材を積極的に採用しており、採用情報は
こちらからご覧いただけます。