株式会社日本M&Aセンターホールディングス(以下、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三宅卓)の連結子会社である株式会社日本サーチファンド(以下、J-Search)が、株式会社阿波銀行と共同で新たなファンド『阿波サーチファンド1号』を設立しました。この新しい取り組みは、地域金融機関と連携して地域特化型サーチファンドを運営することを目的としています。
J-Searchは、地域に密着した支援を行うことを目指し、地域の中小企業の改善や発展に寄与するために、全国の金融機関との連携を強化しています。『阿波サーチファンド1号』は、徳島県を中心とした地域の企業を対象に、事業承継やM&A(合併・買収)を通じた資金援助を行います。この新ファンドは、地域の人材が経営者として活躍できる道を提供し、地方の中小企業の成長をサポートします。
ファンドの詳細については、以下の通りです。
- - 組合名: 阿波サーチファンド1号投資事業有限責任組合
- - 無限責任組合員(GP): 株式会社日本サーチファンド
- - 有限責任組合員(LP): 株式会社阿波銀行および株式会社日本M&Aセンターホールディングス
- - ファンド総額: 10億円
- - 運用期間: 10年
- - 投資対象: 格企業の事業承継型M&Aを目指す個人のためのサーチ活動資金・徳島県を中心に地域の中小企業への事業承継/M&A投資資金
阿波銀行の福永丈久代表取締役頭取は、地域企業が直面している人口減少や経営者の高齢化、後継者不在といった厳しい課題に言及しました。「このファンドを通じて、志ある経営者候補となる人材と企業のマッチングを図り、地域の事業承継問題に新たな選択肢を提供したい」とコメントしています。
一方で、日本サーチファンドの代表取締役である大槻昌彦氏は今回のファンド設立に誇りを持っているとし、アルバ銀行との連携によって地域の経営者人材不足の解消や成長企業の創出を目指すと強調しました。最新のサーチャー(経営者候補)募集も行われており、興味のある方はJ-Searchの公式サイトから応募可能です。
このように、日本サーチファンドと阿波銀行の協力に基づいた『阿波サーチファンド1号』は、地域の活性化を図る重要な一歩となるでしょう。事業承継に悩む多くの企業に対して支援を行い、ゆくゆくは日本全体の経済に寄与することが期待されています。