GSEライフサイクルマネジメントが新たなステージに
東京センチュリー株式会社の連結子会社であるCSI Leasing, Inc.(以下、CSI)は、最近Aeroservicios USA, Inc.(以下、Aeroservicios)を買収し、航空機地上支援機材(GSE)のライフサイクルマネジメントにおいて新たな展開を迎えました。この買収により、CSIはGSEリース事業に整備とリファービッシュの機能を加え、全般的なビジネスモデルの拡大を目指します。
Aeroservicios社とは
Aeroserviciosは1996年に設立された独立系のGSE専門企業であり、全世界の500以上の空港関連企業にサービスを提供しています。GSE市場におけるリファービッシュ事業を中心に、豊富な在庫と技術力を活かし、新品や中古の販売、レンタルを展開。牽引車やバーゲージカートなど、空港で使用されるほぼ全てのGSEを取り扱い、顧客ニーズに応じたカスタマイズや柔軟な対応に強みを持っています。
CSIの成長戦略
CSIはIT機器を対象としたFMVリースやITADサービスを駆使して、米国や欧州を中心に事業を拡大してきました。2018年からはGSEのリース事業に参入し、今後はAeroserviciosを迎え入れることで、GSEのライフサイクルマネジメント事業を本格的に構築していく方針です。さまざまな航空需要に応えて成長が見込まれるGSE市場において、Aeroserviciosはバリューチェーンの重要な部分を担うことになります。
ワンストップサービスの実現
この買収により、CSIはリース満了後のリファービッシュや再販をAeroserviciosに担当させ、顧客に対してGSE導入から資産管理、リース満了後の処理に至るまでをワンストップで提供できるようになります。これにより、顧客は高品質なGSEをスムーズに利用できるサービスを享受できることになります。
サステナビリティと社会的貢献
CSIは、Aeroservicios社を迎えたことで、サステナビリティ経営の側面でも新たな一歩を踏み出すことになります。GSEライフサイクルマネジメントは機器の長寿命化と再利用を促進することで、資源の有効活用に寄与します。これにより、社会的課題の解決にも向けた取り組みを強化し、企業としての持続的な成長を目指しています。
今後の展望
Aeroserviciosの専門性とCSIのファイナンス機能を組み合わせることで、顧客の多様なニーズに対応するシームレスなサービス提供が可能となります。CSIはこの新たな資源を活かし、国際的な事業展開を進めることで、グローバルなビジネスモデルの強化を図ります。
今後のGSEライフサイクルマネジメント事業の進展に期待が寄せられています。