ダイビルの新展開
2024-11-05 12:12:14

ダイビル株式会社がインド・チェンナイ市のビジネスパークに新たな参画

ダイビル株式会社(以下、ダイビル)は、インドのチェンナイ市に位置するビジネスパーク、「International Tech Park Chennai, Radial Road」に新たに参画することを発表しました。このプロジェクトは、ダイビルがインド市場での展開をさらに強化する重要なステップとなります。

参画の背景


最近、ダイビルはシンガポールの大手デベロッパー、CapitaLandグループの中核企業であるCapitaLand Investment Limited(CLI)との連携を深めています。ダイビルは本ファンドを通じて、本プロジェクトに25%の持分を取得します。CLIは、アジア地域での不動産開発の分野で豊富な実績を持ち、特にインド市場での経験も豊富です。

CLIとの共同事業


CLIは1994年にインドのベンガルール市に国際基準のビジネスパーク、International Tech Park Bangaloreを立ち上げて以来、30年にわたってインド市場で積極的な活動を展開してきました。この経験と実績を背景に、信頼できるパートナーとしてダイビルはCLIと手を組むことにしました。

プロジェクトの特徴


今回のプロジェクトは、ダイビルにとってインドでの2件目の投資となります。約13エーカーの土地に、Aグレードのオフィス施設2棟の建設が計画されており、総貸床面積は約2.5百万平方フィートに達します。第一期はすでに開業しており、第二期は今年末の竣工に向けて工事が順調に進行中です。総事業費は約200億ルピーとなる見込みです。

このプロジェクトの特筆すべき点は、インドにおいて初めてネット・ゼロビル認証を取得したビジネスパークであることです。環境に優しく、持続可能な開発を行うこのプロジェクトは、インド・グリーンビルディング評議会からも高く評価されています。さらに、オフィス空間については「WELL認証」の事前承認も受けており、働く人々の健康を意識した設計がなされていることがうかがえます。

インドへの進出と今後の展望


ダイビルのインド進出は、2060年の中長期経営計画「BUILD NEXT」に基づき、国内外での事業展開を加速する一環です。具体的には、経済成長と人口増加が見込まれるインド市場に注目し、今年度からの新規投資国として位置づけられています。既にインド・グルグラムでのオフィスビル開発プロジェクト「Atrium Place」にも参画しており、インドとの関係をますます深めています。

海外投資の多様化


ダイビルはベトナムや豪州など、多様な海外プロジェクトを進めており、その中でインド市場も新たな拡大の舞台としています。実際、ダイビルは2012年からベトナムのホーチミン市とハノイ市で不動産投資を行い、高評価を得ています。今後も商船三井の海外ネットワークを活用し、インドでのさらなる発展を目指していく方針です。

結論


ダイビル株式会社がインド・チェンナイ市のビジネスパークプロジェクトに参画することは、同社の海外事業戦略の強化を示しています。今後の展開に注目が集まるこのプロジェクトが、ダイビルにとってさらなる成長をもたらすことが期待されます。


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会社情報

会社名
ダイビル株式会社
住所
大阪府大阪市北区中之島3-6-32ダイビル本館5階
電話番号

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