20代の野菜不足解消を目指すコンテストで青山学院大学が優勝！

2025年11月18日、株式会社グライダーアソシエイツが運営する「20代の野菜不足解消アイデアコンテスト」の最終審査会が東京都内で開催されました。このコンテストは、カゴメ株式会社など20社が参加する「野菜摂取推進プロジェクト」の一環として行われ、特に若年層の野菜不足の解消に向けたアイデアを募りました。若者の野菜摂取意識の向上を目的とし、全国の学生を対象に、魅力的なアイデアを募集した結果、169件の応募がありました。

最終審査には、一次審査を通過した5チームが参加。それぞれのチームは、企業関係者の前でプレゼンテーションを行い、青山学院大学のチーム「NEXVEGE」が提案したアプリ「ハピフィット」が1位を受賞しました。このアプリは、理想の自分に近づくために必要な野菜摂取を促進することを目的としており、幅広い世代に響く内容が評価されました。審査員からは「若者の率直な意見から多くを学び、非常に参考になった」という声も挙がりました。

日本における野菜摂取状況は深刻で、特に20代の平均摂取量は男性で約230g、女性で211gと、厚生労働省が定める目標の1日350gを下回っています。この現状に対して、グライダーアソシエイツは今後もコンテストや様々な施策を通じて若年層における野菜摂取の促進に取り組むことを表明しました。

コンテストの概要

募集テーマ

本コンテストでは、20代男女の野菜摂取量を持続的に増やすためのアイデアを募集しました。提案内容は商品、広告、サービスなど多岐に渡り、自由な発想が求められました。

審査プロセス

2025年8月31日までに応募を締め切り、10月に一次審査が行われ、そこから選ばれた5チームが最終審査に臨みました。最終的には野菜摂取推進プロジェクトに賛同する企業の担当者たちが審査し、独創性や具体性を基準に評価を行いました。

表彰

優勝チームには30万円、2位には10万円、3位に5万円の賞金が贈呈されました。

各チームの提案内容

1位の「NEXVEGE」は、野菜摂取を「理想の自分になる手段」と位置づけるアプリを考案しました。その中で、野菜がもたらす美や健康に関する情報を織り交ぜ、ユーザーが意識して野菜を摂る手助けをしようとしています。

2位の「MURAVEGE」は、野菜ゼリー飲料「ベジドロップ350」を提案。特に若年層が野菜摂取に前向きになるよう工夫されています。

3位には、手軽に野菜を摂取できるディップソース「べじっぷ」を開発したチームが選ばれ、気づかれない形で野菜を取り入れる新しいスタイルが注目されました。

参加者たちの熱意と創造力は評価され、今後の活躍が期待されます。野菜摂取の重要性や、美味しく野菜を食べるスタイルが、若い世代に広がることが期待されるでしょう。

野菜摂取推進プロジェクト

「野菜摂取推進プロジェクト」は、厚生労働省が推奨する野菜摂取量350gの達成を目指し、カゴメ株式会社によって2020年に発足しました。継続的に活動を進める中で、賛同企業とのコラボ常に新しいアイデアを生み出しています。詳細は、プロジェクトの公式サイトからも確認できます。

今回のコンテストがきっかけで、若年層の野菜不足問題が解決に向かうきっかけとなることを願っています。