夏を彩る星空体験
千葉県市川市の千葉県立現代産業科学館にて、世界的に有名なプラネタリウムのクリエイター、大平貴之氏のオリジナルプラネタリウム作品が上映される素晴らしい機会が訪れます。この一大イベントは、8月9日(金)から29日(木)までの期間中に実施され、観客は「MEGASTAR-FUSION」と名付けられた革新的な投影システムによって、リアルな星空を楽しむことができます。これにより、直径23メートルの大スクリーンに映し出される空の星々は、まるで自然そのもののように感じられることでしょう。
大平貴之氏と彼の作品
大平貴之氏は、小学生の頃からプラネタリウムの制作に情熱を注いできた人物です。彼は、自らの設計と技術によってこれまでに数々の投影機を開発し、現在は世界中でプラネタリウムの設置やイベントのプロデュースに携わっています。千葉県立現代産業科学館では、2006年から彼の作品を上映しており、多くの方に星空の魅力を伝えてきました。
MEGASTAR-FUSIONの魅力
大平氏の最新技術である「MEGASTAR-FUSION」は、光学レンズ方式とデジタル方式の特性を融合させています。このシステムは、鮮明な星の投影ができるだけでなく、映像と風景を同時に重ねて表示できるため、観客はより立体的で臨場感あふれる星空を体験できます。これにより、プラネタリウムは単なる星の鑑賞だけでなく、物語を持った映像体験へと進化しました。
上映プログラムの詳細
上映される作品は大平氏が制作したオリジナル作品から厳選された3つです。それぞれの作品に込められたストーリーと素晴らしい映像美を、ぜひご体験ください。
1.
千葉の星めぐり―150年の歩みとこれから― では、千葉県内の美しい風景と星空が描かれます。日程は8月9日(金)から29日(木)ですが、特定の日には時間が異なるため、注意が必要です。
2.
星のある風景―旅― は、東京都心や横浜の美しい夜景を紹介する内容で、視聴者は鉄道を利用し、山奥への旅をイメージします。
3.
Ancient Stars―50万年前の星空― は、人類のルーツを探る旅をテーマにしており、過去の星空に思いを馳せる貴重な体験を提供します。
特別イベントのご案内
さらに、8月17日(土)と18日(日)には、大平貴之氏による解説会も行われる予定です。この貴重な機会を利用して、直接彼に質問ができるチャンスです。上映解説会は1日2回、11:00から11:30と15:45から16:15に開催されます。
また、サイエンスドームギャラリーでは、氏の学生時代の作品を含む特別展示も行われます。この展示は7月27日から9月1日までの期間で、MEGASTAR-FUSION開発の軌跡が詳しく紹介される予定です。
関連イベント
地域と連携した企画も用意されています。読み聞かせ会や書籍販売コーナーに参加し、宇宙や星に興味を持つ良い機会として多くの家族連れが訪れることが期待されます。
開催概要
開催期間は8月9日から29日までの間、8月19日は休館日です。プラネタリウムの上映は30分ごとのセッションで、事前予約が必要です。大衆向け料金も非常にリーズナブルで、一般500円、高校生・大学生250円となっています。
アクセスは、JR総武線本八幡駅または下総中山駅から歩いて約15分、京成本線鬼越駅からは徒歩約13分です。自動車での訪問も可能で、京葉道路の京葉市川インターから約5分の距離に位置しています。
お問い合わせ先
詳細な情報は、千葉県立現代産業科学館の公式ウェブサイトや電話で確認できます。星空の世界を体験しに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?