活美登利が「HANZO 自動発注」と「HANZO 原価分析」を導入
株式会社活美登利が、株式会社Goalsが開発した「HANZO 自動発注」と「HANZO 原価分析」を全店舗で導入したことが発表されました。この取り組みは、活美登利が運営する回し寿司店「回し寿司活」の全8店舗において、発注業務の効率化と食材の原価最適化を目指すものです。
飲食店の発注業務の課題
飲食業界では、食材の発注が非常に重要な業務であり、適切な量をタイミングよく発注することが求められます。しかし、品切れや過剰在庫を避けるためには、売上傾向や食材の使用量、納品までのリードタイムなど、数多くの要素を考慮する必要があります。特に活美登利では、セントラルキッチン向けの発注と個別発注が混在し、店長の業務は煩雑化していました。
そこで導入された「HANZO 自動発注」は、AIによって適正発注量を算出し、自動で発注業務をサポートします。新任の店長や異動したての人でも、最適な発注が容易に行えるため、業務負担は大幅に軽減されると期待されています。
食材原価の最適化
活美登利が扱うメニューは250種類以上に及び、毎月新商品が追加される中で、食材の仕入れ価格も変動しています。こうした状況では、実際の原価を把握し、様々なデータを元にした分析が欠かせません。しかし、多くの食材が高原価であるため、その使用量の変動が原価差異に大きく影響を及ぼすという課題もありました。
このような背景から、「HANZO 原価分析」の導入が決定されました。このシステムは、食材ごとの標準原価や使用量と共に、販売データや仕入れ・棚卸データを統合し、理論原価と実原価の差異が一目でわかるようになります。これにより、原価差異の原因が使用量のずれに起因するのか、仕入れ価格の変化なのかを明確に分析し、迅速な対策が可能になります。
日次での原価差異分析の実現
さらに、「HANZO 自動発注」を活用することで、理論在庫データを基にした日次の原価差異分析が実施可能になります。これにより、現場の店舗には即時に改善指示が出され、業務の効率が向上します。
目指す未来
的確なオペレーションと精度の高い発注を実現することで、活美登利はさらなる業務効率化を目指しています。株式会社Goalsは今後も「HANZO」シリーズの開発を進め、飲食業界におけるオペレーションの最適化や原価コントロールの実現に寄与する方針です。
会社概要
住 所: 東京都品川区上大崎3-1-1 JR東急目黒ビル 9階
代表者: 土屋秀仁
設立: 2002年3月
URL:
活美登利公式サイト
住 所: 東京都港区芝5-3-2 +SHIFT MITA3F
代表者: 佐崎傑
設立: 2018年7月
URL:
Goals公式サイト