新たな物語が展開する徳間文庫の7月新刊
2025年7月11日、株式会社徳間書店から待望の新刊がリリースされました。今回のラインナップには、ミステリー愛好者にはたまらない作品が盛りだくさん。特に注目したいのが赤川次郎氏の超人気シリーズ「夫は泥棒、妻は刑事」の最新作です。このシリーズは、1980年から続くもので、今や900万部を突破する大ヒット作となっています。
赤川次郎『夫は泥棒、妻は刑事24盗みは忘却の彼方に』
最新作のサブタイトルは「盗みは忘却の彼方に」。人気タレントの久保田杏が旅番組の収録中に人里離れた町に放置され、強盗団に巻き込まれるという驚きの展開が待っています。圧倒的な雨に見舞われた彼女が、森の奥の小屋で強盗たちと出会った瞬間、物語は急速に加速。果たして彼女は、逃げることができるのか、仲間として彼らとともに一億円を盗み出すのか、ヒリヒリとした心理戦が繰り広げられます。この小説は336ページ、定価は847円(税込)です。
樋口明雄『南アルプス山岳救助隊K-9遥かなる蒼峰』
次にご紹介するのは、樋口明雄氏の山岳ミステリー最新作「南アルプス山岳救助隊K-9 遥かなる蒼峰」。アメリカ人スタッフ・ニックが親友の不可解な死の理由を探るため、北岳白根御池小屋から旅立つ様子が描かれています。かつての国家機密に関わった彼らの過去は、謎と緊張感に満ちており、静奈という山岳救助隊員が彼の後を追う姿も見どころの一つです。こちらの書籍は288ページ、定価は880円(税込)です。
内田康夫『「紅藍の女」殺人事件【決定版】』
さらに、内田康夫氏による「紅藍の女」殺人事件も発売されます。この作品では、わらべ歌に秘められた忌まわしい過去を背景に、連続殺人事件が展開されます。孤独なピアニスト・三郷夕鶴の運命が、幼馴染や父との関係により大きく変わる様子が描かれており、320ページで902円(税込)での販売となります。
戦争を問い直す生出寿の『凡将山本五十六』
戦争の真実に迫るノンフィクション作品もあります。生出寿氏の「凡将山本五十六」では、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六提督の生涯を追い、その行動の背後にある複雑な事情を浮き彫りにします。この評伝は352ページ、価格は1,023円(税込)です。
証言記録『沖縄住民虐殺』
そして、佐木隆三氏の「証言記録 沖縄住民虐殺 日兵逆殺と米軍犯罪」は、沖縄戦における日本兵による虐殺を明らかにし、その悲惨な実態に迫ります。この作品は320ページ、定価は1,023円(税込)。
新たに登場するこれらの作品は、ミステリー、ノンフィクション、歴史に興味を持つすべての読者にとって、ぜひ手に取ってほしい一冊です。各書籍は、徳間書店やアマゾンで購入可能です。
この7月新刊は、今後の読書ライフを豊かにしてくれること間違いなしです。興味を持たれた方は、ぜひチェックしてみてください!