山の資産管理
2020-11-27 10:43:09

スマホで簡単に山の資産管理を実現する新サービスの登場

山林資産化を支える新サービスの登場



近年、日本の山林は相続によって小さく分割されることが多く、その結果、管理が行き届かず多くの森が放置されています。この状況は国産木材の市場価値の低下を招き、結果として固定資産税がかかるだけの負の資産になってしまっています。これにより森林が十分に育たず、土砂崩れや洪水などの自然災害を引き起こす危険性が高まることが懸念されています。

そこで登場するのが、IT技術を駆使した新しい山林管理サービスです。このサービスは、それぞれの山林をスマートフォンで手軽に管理・活用する手助けをします。

1. 自分の山の情報が見える



このサービスではお持ちの山林の情報を登録することから始まります。リストを整え、山仕事のプロである「山行」が現地調査を実施。境界線の把握から撮影、資産価値の算出まで行います。その結果をもとに、専用のスマホ画面で自分の山の状況を確認することが可能です。これにより、自らの資産状況を把握できるので、管理がより容易になります。

2. 山林の活用方法を提案



サービスは、各山林の現在の状況に応じて伐採計画や補助金申請など、活用に向けたアドバイスを行います。スマホを使って作業依頼ができるうえ、必要な書類の取得や申請書類作成も代行してくれます。このように、手間なく山の資産を最大限に活用できるのです。さらに、山で採れた山菜やクワガタの情報も提供されるため、楽しみも広がります。

3. 災害リスクを軽減



近年では、台風による土砂崩れが多く見られます。管理していない山林で災害が発生した場合、所有者には管理責任が生じることがあります。本サービスに登録した山林は、定期的に管理者が見回りを行うことで潜在的なリスクを早期に発見し、適切な対策を提案します。これにより、土砂崩れなどの災害リスクを軽減できます。

4. 誰でも使えるサポート体制



スマホに不安な方も安心。事務局がしっかりサポートしてくれるので、日常の作業指示や報告も行われます。必要に応じて、作業現場にも同行しますので、安心して依頼できます。作業依頼と報酬の確認も全てスマートフォンで行えるため、スムーズな運営が実現します。

5. 迅速な支払いシステム



作業が完了した後は、報酬をすぐに受け取ることができます。従来の月締めや年末締めではないため、迅速な資金回収が可能です。これによって、働く人たちにとっても大きなメリットと言えるでしょう。

6. 山の売買・貸与もサポート



このサービスは、「山持ち」と「山欲し」のマッチングも提供。在住している「山持ち」の方は、事務局が査定し、必要書類の取得を行い、「山欲し」の方には希望条件に適う物件を提案することができます。利用価値を木材だけでなく、キャンプ場やレクリエーションフィールドなどの用途としても考えられるため、多様なニーズに応えることができます。これからは日本の山がもっと活用され、価値のある資産に変わることが期待されます。

会社情報

会社名
松本林業
住所
東京都中央区新川1-3-2ナックスビル8F
電話番号
080-4363-0063

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