2025年の崖と対策
2025-03-26 10:36:36

中小企業が直面する2025年の崖とその対策の実態

近年、中小企業や個人事業主を取り巻く経営環境は厳しさを増しています。特に、2025年の崖と呼ばれるデジタル化の波が迫る中、フリーウェイジャパンが実施した実態調査の結果が注目されています。この調査は、中小企業・零細企業の従業員や代表取締役、個人事業主の合計654人を対象に行われました。

調査の背景
2025年の崖とは、技術革新の進展に対応できない中小企業が市場から淘汰されるリスクを指します。日本の多くの企業がデジタル化を推進する中、対応が遅れる企業は大きな損失を被る可能性があるのです。しかし、調査によれば、2025年の崖について深く理解していると答えたのはわずか12.0%で、46.6%は「全くわからない」と答えています。この結果は、現状における多くの中小企業が危機感を持っていないことを示しています。

対策の実施状況
調査では、2025年の崖に向けた対策を実施している企業はわずか10.0%にとどまりました。多くの企業が危機感を持たずにいる一因として、内部にITや情報システムの担当者がいない現状があります。具体的には、78.0%の企業がIT担当者を欠いており、92.4%の担当者が他の業務と兼任している状況です。このような状況では、迅速なデジタル化が難しく、企業の競争力が低下する可能性があります。

相談相手の不足
さらに、2025年の崖について相談できる相手がいると答えたのは僅か16.1%でした。相談相手の多くは経営者の知り合いやIT企業、ベンダー等でしたが、83.9%の企業は相談相手がいないという実情は、情報収集や対策を講じるうえでの障害となっています。

デバイスやシステムのアップデート状況
技術の進化に合わせたデバイスやシステムのアップデートも重要です。調査によれば、現在使用しているデバイスの約84.3%は5年以内にアップデートくらいが行われている一方、使用しているシステムやツールの78.3%も同様に5年以内に更新されているとのことですが、この動きは今後も継続されるべきです。実際に、デジタル化へ向けた具体的なアクションが必要である ことが、益々求められています。

まとめ
中小企業や個人事業主が直面する2025年の崖についての調査結果は、危機感の欠如や対策の実施不足を浮き彫りにしました。この状況を改善するためには、IT担当者の配置や外部の専門家との連携を強化することが重要です。デジタル化の波に乗り遅れないためにも、今後の動きに注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
株式会社フリーウェイジャパン
住所
東京都中央区日本橋富沢町12-8Biz-ark日本橋6F
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。