避難合言葉の調査結果
2025-03-04 10:55:32

ホーチキ調査で明らかに!地域ごとの避難合言葉とその重要性

ホーチキが実施した「全国おはしも調査」で浮かび上がった避難合言葉



ホーチキ株式会社は最近、全国47都道府県の15歳から69歳までの940名を対象に避難合言葉に関する意識調査「全国おはしも調査」を実施しました。調査の結果、特に関東地方では「おかしも(押さない・駆けない・しゃべらない・戻らない)」派が多数を占め、西日本では「おはしも(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない)」派が圧倒的な支持を受けることが明らかになりました。興味深いことに、山口県では「おはしも」が約90%に達し、地域性が色濃く表れています。また、中部地方では「おはし(押さない・走らない・しゃべらない)」が主流という結果も出ました。

調査結果の詳細


1. 全国の派閥:おはしも派が優勢
調査結果によれば、最も多くの回答が寄せられたのは「おはしも」で27.4%、続いて「おはし」が26.8%、そして「おかしも」が22.0%でした。特に関東地方での「おかしも」派の強さは際立っており、埼玉県と千葉県で65%、茨城県で60%、栃木県で55%、さらに東京都でも50%に達しました。一方、西日本地区では「おはしも」が目立ち、山口県で90%を超える支持を受けています。

2. 地域独自の避難合言葉が存在
全国各地のご当地避難合言葉も明らかになりました。東北地方からは「津波てんでんこ」や「おはしもち」、京都では「はしもて」など、各地域の文化や方言が反映された合言葉が多く寄せられています。これにより、各地独自の防災への取り組みが見える形となりました。

3. 世代を超える防災意識の重要性
調査では、79%の人が「避難合言葉を子どもたちや家族に覚えておいてほしい」と回答し、この言葉が次世代に引き継がれることへの期待を示しました。さらに、81.4%は「防災に有効」と感じており、58.9%が「非常時に思い出す」と答えるなど、避難合言葉が防災の知恵として機能していることが明らかになりました。

4. 実際の体験談も聞かれる
「東日本大震災の際、小学生の時に覚えた避難合言葉が役立った」との体験談も多数寄せられ、具体的に「津波てんでんこの合言葉で高台に逃げた」という実例が共有されました。避難合言葉が実際の非常時にどれほど役に立つかが実証されています。

ホーチキの防災への取り組み


ホーチキ株式会社は1918年に日本初の火災報知機メーカーとして設立されて以来、社会の安全を守るため多くの防災システムを開発してきました。企業の使命は人々に安全と安心を提供することであり、「GLOBAL VISION 2030」では「人と技術で世界中にLife Safetyを創造する」ことを掲げています。今回の調査は、その防災意識を高めるための一環であり、全国の地域で自然に防災についての会話が生まれることを期待しています。

まとめ


避難合言葉の調査を通じて、日本各地での防災への意識と、その次世代への継承が重要であることが再認識されました。多くの人々がこれらの合言葉を覚え、非常時に役立てることで、より安全な社会が実現することを願っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
ホーチキ株式会社
住所
東京都品川区上大崎2-10-43
電話番号
03-3444-4111

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。