車の色の後悔ランキング！アンケートでわかった意外な真実と、色の心理効果

車の色で後悔…アンケート調査からわかった意外な真実

車の購入は人生における大きな決断です。デザインや機能性はもちろんのこと、色選びも重要な要素です。しかし、いざ購入して乗ってみると、「この色にして後悔した…」と感じることがあるかもしれません。

株式会社鶴亀が実施した500人を対象としたアンケート調査では、車の色に関する後悔が明らかになりました。本記事では、その結果と、色の心理効果について詳しく解説します。

後悔した車の色のランキング

アンケートの結果、最も後悔された色は「ブラック」でした。全体の約4割を占め、圧倒的なトップでした。以下、上位7色とその理由について見ていきましょう。

1位：ブラック

高級感があり人気のあるブラックですが、汚れが目立ちやすい点が大きなデメリットです。花粉や雨跡、洗車後の水滴などが目立ちやすく、常に綺麗な状態を保つにはこまめな手入れが欠かせません。また、夏場の車内温度の上昇も問題点として挙げられています。

2位：ホワイト

白は汚れが目立ちやすいという意見が多く寄せられました。特に、泥はねや雨筋の黒っぽい汚れは、放置すると落ちにくくなります。また、白い車が非常に多いことから、駐車場で自分の車を見つけにくいという声も聞かれました。

3位：レッド

視認性が高く、非常に目立つ点がデメリットです。知人に居場所を把握されたり、車上荒らしの標的になりやすいといった懸念も挙げられています。さらに、他の色に比べて色褪せしやすいという意見も見られました。

4位：シルバー・グレー

汚れが目立ちにくい反面、「地味すぎる」「乗っていてワクワクしない」といった声もありました。無難な色であるがゆえに、個性を求めるユーザーにとっては物足りないようです。

5位：ブルー・ダークブルー

濃いブルーは黒と同様に、白っぽい汚れが目立ちやすく、車内温度の上昇も懸念されます。また、希少な色であるため、目立つという声も上がっています。

6位：グリーン

グリーンは、地域によっては自分の居場所を特定されやすいというデメリットが挙げられました。また、中古車市場での需要が少なく、売却時の査定額が低くなる可能性も指摘されています。

7位：ピンク

可愛らしいピンクは、女性ドライバーであることが分かりやすく、あおり運転や割り込みの被害に遭いやすいという意見が寄せられました。また、家族で車を共有している場合、男性が運転したがらないといった声もありました。

車の色選びで最も重視すること

アンケートでは、車の色選びで最も重視する点として「汚れや傷が目立たない」が1位となりました。過去に汚れが目立つ色で苦労した経験から、メンテナンスの手間を軽減したいというニーズが強いようです。

一方、「好きな色」を重視する人も多く、見た目へのこだわりは依然として重要です。その他、「派手でない・定番色」、「他の人とかぶらない・個性的」、「売却時の査定額が高い」、「車のデザインに合っている」、「飽きない」、「事故に遭いにくい」といった様々な理由が挙げられました。

車の色と心理効果

色の専門家である南涼子氏によると、車の色はドライバーの心理状態だけでなく、周囲のドライバーにも影響を与える可能性があります。例えば、赤い車は攻撃的な印象を与え、クラクションを鳴らされる頻度が高くなるという研究結果もあるそうです。

一方、青は心を落ち着かせ、緑は集中力を高め、白は規則を守る意識を高める効果があると言われています。車の色を選ぶ際には、自分の性格や運転スタイルも考慮すると良いでしょう。