武蔵野大学のフィールド・スタディーズ、学生が地域体験を通じて成長する機会

武蔵野大学のフィールド・スタディーズ

武蔵野大学は、令和7年度の夏季期間において、2,800名以上の1年生を対象とした「フィールド・スタディーズ（FS）」を実施します。この教育プログラムは、学生がキャンパスを超えて地域課題に直面し、実践的な学びを得ることを目的としています。

フィールド・スタディーズの概要

フィールド・スタディーズは、武蔵野大学独自の学外学修プログラムで、「基礎FS」と「発展FS」の2つの側面を持っています。基礎FSでは、薬学科を除く全学部の学生が参加し、地域や国際社会の課題を学びます。そして、発展FSでは選択科目としてさらに専門的な内容を提供する29のプログラムが用意されています。

今年度のプログラム内容

今年度は、国内外合わせて75のプログラムを展開し、地域活性化や労働支援、文化体験など多様なカテゴリーに分かれています。たとえば、福島県猪苗代町での農業体験や、インドでの仏教文化の探求、秋田県にかほ市でのクラフトコーラ作りを通じた地域課題解決といった実践的な取り組みが行われます。

プログラムの一部紹介

- ブッダロード慈悲の道（インド）: 仏教の教えを通じて世界の幸せを考える。
- 地域課題解決FS（秋田県にかほ市）: 地域の特色を生かしたクラフトコーラ作りに取り組む。
- 英語観光ガイドチャレンジ（東京都江東区）: 実際の観光地で英語ガイドに挑戦。

学びの深さと多様性

このプログラムに参加する学生たちは、現地の人々との交流を通じて新しい視点を得て、自らの学びを深化させています。地域の課題を理解し、解決策を見出す力が身につくことで、次世代のリーダーとしての素質が養われるのです。

地域の住民と協働し、文化を体感することで、学生たちは自らのアイデンティティや社会への関与を再認識します。このような実践的な経験は、学校教育では得がたい貴重なものです。

武蔵野大学の未来

武蔵野大学は、1924年に設立された歴史ある教育機関であり、現在では全13学部21学科、学生数は約13,000人を数えます。特に、近年ではデータサイエンスやアントレプレナーシップ、サステナビリティをテーマにした学科を設置し、未来に向けた教育を推進しています。フィールド・スタディーズは、その進化の一環として位置づけられています。