愛媛・松前町とSAUNiiiKが結ぶ新たな協定
2026年6月25日、愛媛県松前町とサウナカルチャーを推進するSAUNiiiK(サウニーク)が、災害時における避難所でのウェルビーイング支援に関する協定を締結しました。これは、地域の災害対策として心身のリフレッシュを図るユニークな取り組みとして注目を集めています。
「避難所にサウナ」の革新的アプローチ
災害時、多くの人々が避難所生活を強いられる中、心身のストレスは深刻な問題です。食事やトイレ、入浴といった基本的な生活環境が確保されていても、長期化する避難生活は被災者の気持ちを重くさせ、時には「災害関連死」を引き起こす要因にもなります。SAUNiiiKのテントサウナの導入は、避難所のQOL(生活の質)を向上させるための、まさに新しい試みです。
この協定により、SAUNiiiKは町の要請に応じ、避難所にテントサウナと移動式水風呂を提供します。リラックスの場を設けることで、被災者が心身ともにリフレッシュできる機会を創出し、避難所でのコミュニケーションの活性化を図ります。
「ととのえる」だけでなく「つながる」サウナ
テントサウナは、70℃前後の温度で保たれるよう設計されており、幅広い年代の人々が利用できる特長があります。SAUNiiiKによると、「サウナはただ汗をかくだけではなく、周囲の人々とのコミュニケーションを促進する場でもあります。特に心が疲れがちな災害時に、その効果が発揮されます」と説明しています。
サウナが生み出すリラックスの効果は、心の安定を保ち、避難所生活のストレスを和らげる役割を果たすと言えるでしょう。
機動力を生かし、支援を広げる
SAUNiiiKのテントサウナは、大型車によって移動可能で、設営もスムーズに行えるため、必要な場所にすぐに運び込むことができます。イベントで培ったコミュニティの協力により、スピーディーな搬入・設営が実現します。
この協定は、日常時には地域イベントで活用され、有事の際には災害支援として機能する持続可能な官民連携のモデルとなっています。行政がサウナ設備を常時保有するのは困難ですが、このような形で連携を深めることで、効果的な支援を行うことができます。
地元への愛と未来への意気込み
松前町長の田中浩介氏は、「この取り組みは町として初めてのもので、心のケアが特に重要である長期の避難生活において、生活の質を向上させることが期待されています。愛媛から始まるこの試みが、全国に広がることを願っています」と語りました。
SAUNiiiKの共同代表、大西竜治氏も「自分の故郷である松前町に貢献することができて嬉しい。サウナが必要とされる場面を公共の場に位置付けることができるのが喜ばしい」とコメント。彼の言葉からは、地元への愛情と未来への情熱が感じられます。
協定の概要
- - 協定名: 災害時における避難所ウェルビーイング支援に関する協定
- - 締結日: 2026年6月25日
- - 締結者: 松前町/SAUNiiiK合同会社
- - 目的: 避難所生活の心身のリフレッシュ及び生活環境向上の支援
- - 提供内容: テントサウナによるリラクゼーション機会の創出
- - 実施場所: 町内の指定避難所
- - 有効期間: 2026年6月25日~2027年3月31日(以降自動更新)
今回は、愛媛の松前町とSAUNiiiKの革新的な取り組みを紹介しました。サウナを通じて、リフレッシュと人のつながりを促進する新たな形が、これからの防災のあり方を変えていくことでしょう。